今日見たブログで印象深いものをリブログします。

 

一度ツアーで、ソウルに行ったことがある。

次に行くときは、ここを尋ねようと思う。

 

「西大門刑務所歴史館」

 

私が住んでいる市には、回天記念館がある。

英霊が祭られている。

神や英雄としての讃えられている。

知覧の記念館でも同様。

 

「西大門刑務所歴史館」では、多くのレジスタンスの写真があるという。

囚人としての記録が残っている。

彼らも、神や英雄として、崇められているのだろうか。

 

太平洋戦争では、約200万の軍人と、約200万の民間人が死亡している。

従軍した軍人たちには、戦後、恩給が出ている。(遺族にも)

金額は、障害者年金よりも少し良い。

 

戦争で犠牲になった民間人には、補償はない。

沖縄戦の犠牲者、広島の犠牲者、空襲の犠牲者など。

 

日本の戦後補償は、軍人と軍属に 約50兆円。

民間人には、ゼロ。

この落差。

 

ヨーロッパは違う。

例えば、ドイツは、すべての被害者に補償している。

ナチス政権へのレジスタンスも、

外地からの引揚者も含んでいる。

 

日本でいえば、小林多喜二さんへの謝罪と補償。

あるいは、呉海軍の反戦兵士たちへの謝罪と補償。

 

西大門刑務所で処刑されたレジスタンスの方々にも

補償と謝罪が必要なのではないだろうか。

 

日本政府の言い分では、

韓国政府との取り決めで、戦後補償は終結。

個々の補償はしない。

 

中国政府とも、戦後補償は、

多額の経済援助で、すでに解決済みという立場。

 

そういえば、日本政府は、アメリカに対しても、

原爆投下が人道に反する戦争犯罪だという認識はない。

 

そういう、人情に冷たい外交姿勢が、中国と韓国の反日世論を

あおっているのではないかと、私は不安に思う。