学生たちの意識調査では、
約半分が社会のためになることをしたいと、答えている。(うろ覚えだが)
学校の授業で、繰り返し、そういう意見に接して、
大人になれば、そう感じるのが、当たり前という
頭だけの知識があるからだと、私は思う。
成人の意識調査では、
約10%がボランティアしたいと答えている。
多くは、仕事を通じての社会貢献で満足。
確かに、働くことは社会の役に立っている。
10%のボランティア予備軍の中で、
実際に行動に移しているのは、さらに少ない。
日本人が1億と考えて、ボランティアするのは1%程度だと思う。
それでも100万人。
その多くは、祭りや清掃や行事の手伝いだろう。
手話や障害者支援ボランティアなど、どこでも不足している。
子育て関連のボランティアも不足している。
子ども食堂なども、資金も人手も足りない。
政治関連のボランティアも、圧倒的に少ない。と思う。
要するに、日本でボランティアは希少価値。
希少すぎて、変人扱い。
学校の教師や行政の職員。
仕事がら、もっともボランティアを必要としている。
ボランティアの重要性を認識しているはず。
それなのに、
教師や行政職員が、退職後、
ボランティアを一生懸命にやっているという事例は、
かなり少ない。と思う。
退職された教師は、相当な数にのぼる。
その方々が、学校の現場に戻り、
現役の教師の手助けをすれば、
実務に通じている訳だから、
とても有効だと、私は思うのだが。
現実に、学校でボランティアする元教師というのは
どのくらいいるのだろう。
(報酬をもらう場合は除いてだが)