人生で大切なものは、各人それぞれ。
大多数は、愛、家族や子どもたちへの思いだろう。
釈迦なら、いのちあるもの全てを救うこと。
安部さんなら、美しい国の実現か。
私は、常識的。
生命を味わうこと、楽しむこと、いのちをまっとうする。
四苦八苦の人生かもしれないが、
渇きで死にそうなときもあるかもしれないが、
一杯の水のおいしさは、生きる証し。
短い人生、
不満を抱く暇のないほど、多忙な人もいる。
次から次へ、役に立つものを作り出して、
世の中の幸が増えるように心身を燃やし尽くす人もいる。
多くの人は、財の消費者になる。
消費者は、同時に、操作されやすい人々。
操作する仕掛けが急速に進化している。
狡い人が巧みに操ると、大衆は気付かない。
人生で大切なものを感じる、
それさえも、意のままに操作できる。
人生の大切なものは、自分で見つけないと、
自由な個人にはなれない。
道徳よりも大事なことだ。
子どもたちは、家族を思う以上に、
社会を背負うくらいの気概が欲しい。
社会は、誰かが動かすのではなく、
自分が動かすという気持ち。
先輩や教師は有益だが、
自分を育てる責務は、自分にある。
教育は、教師や学校が中心ではなく、
将来の主権者、生徒たちが主人公。
これが教育の大原則。
美しい国をつくる教育ではなく、
主権者を育てる教育。
他人任せで、平気で棄権する人を育てては
日本はダメになる。
ものを言い、社会を担う気概。
主権者を育てるのが、
教育の一番の目的。
人生で、大事なことは、
次代を育てること、
子どもたちに、良い社会を残してやること、だと。
私は思う。