私は、神も仏も信じないが、
天からのプレゼントをたくさんもらった。
その一つが、吃音。
10歳から50歳までの付き合い。
吃音のお陰で、腹筋が強くなった。
呼吸無視で、お腹から無理やり発声するためだ。
腹筋が強くなり、いいことがあった。
30歳くらいから座禅を始め。
自己流だが、生涯に何度も助けられた。
いのちを救われたと言ってもいいくらい。
3年前に気功の本を読み。
腹式呼吸で下腹部があたたかくなると書いてあった。
実行してみると、確かにあたたかくなる。
腹筋が強いせいがあるのかもしれないが。
今では、座禅に入ると、すぐ、
下腹部と背中が温かくなる。
これは最高。
冬は、室温6度でエアコンなし。
それでも、温泉気分が味わえる。
下腹部をあたためる座禅を初めて、
前立腺の薬を飲まなくてもよくなった。
これには、びっくり。
吃音は、様々な二次的障害を引き起こす。
「おはよう」の簡単な挨拶さえ、普通にできない。
私は、学校の勉強を先送りし、勉強しないという悪癖が30まで続く。
お陰で、私の自分に対する自己評価が、かなり正常になった。
高校時代、成績はビリに近いのに、自分が一番賢いと思っていた。
相当のうぬぼれ屋だ。
あのまま生きていたら、大失敗するところだった。
天からもらったプレゼントには、
妻も大きい。
結婚前に高千穂から延岡まで乗ったバスの中で、
隣に座る妻を見て、
「こんなにきれいな女がいる」と信じられない印象が、
今でも記憶にあざやか。
プレゼントはいろいろある。
子どもの誕生は、特別な喜び。
アムネスティもプレゼントの一つ。
活動の中で、知り合った友人。
自称前科10犯の精神障害者。
最後まで看取ることができた。
ボランティアは飽きるほどやった。
これも、プレゼントかも。
たぶん、死ぬまで何かやっているだろう。
好奇心や向学心もプレゼント。
新しい学びの喜びは、死ぬまで続くだろうか。
天使の存在もプレゼントに一つ。
お陰で、老後の家庭生活が豊かになった。
天使がいなかったら、
このブログも生まれていない。