ランスタッド(本社オランダ)のが世界33の国で実施した労働者の意識調査

「ランスタッド・ワークモニター」の2017年で、

https://www.randstad.co.jp/about/newsrelease/20171117.html

 

スキルアップに関し雇用主からの支援がある、グローバルでは66%。日本は41%。

スキルアップを自己負担で実施しようと思う。 グローバルでは68%、日本は42%。

スキルアップに関して、日本の雇用側支援や労働者側の実施率が、諸外国に比べ極端に低い結果になっている。

 

また、日本人の67%が起業したいと思わない。世界平均は53%。

調査した33の国の中で、日本が最も低調。

 

この国は起業するのに良い国、と答えた人も20%と最低。

未来志向の新規事業で働きたいと答えた日本人も32%で最低。

 

ギャラップ社(アメリカ)の実施した企業対象の「仕事の熱意度」調査では、

日本は熱意あふれる社員の割合が、わずか6%。

アメリカは32%。

調査した132ケ国の中で、最下位クラス(下から7番目)となった。

 

日本企業の社員は、無気力で不平不満タイプが24%。

やる気のない社員に含まれる人たちが70%に達するという結果に。

 

かつては、会社人間、企業戦士、モーレツ社員、と呼ばれていた日本の会社員。

時代が変わり、このやる気のなさは深刻です。

 

私が、今の企業を見るに、市役所などが典型だが、

決められたことを時間内にこなすことが仕事。

決められたことを変えるのは、大変な負担になるので、普通はやめる。

無駄でやや違法と感じていても、上司の意見に従う。

それが、多くの労働者の働き方。

これでは意欲もわかないだろう。

スキルアップしたくても、周囲の抵抗があれば、やめるだろう。

現状維持を望む忖度が主流意見。

 

起業などは、遠い夢だ。

 

これは、20代や30代の話ではなく、

小・中学・高校・大学生もほぼ同じ。

留学する人も大幅に減少、論文の数も大幅に減っている。

 

今の日本の若者は、大人以上に無気力になっている。

 

東芝や神戸製鋼などの問題も、

このあたりに原因がありそう。

 

今の日本に夢をもつことが

だんだんと難しくなりつつある。