働くとは。
地域社会の一員として役割を果たすこと。
できれば、本人の得意や能力が発揮できる場所で。
楽しみかつ成長できる環境であること。
以上が最も簡潔な説明。
今の社会では、すべての働きが金銭で評価される。
愛や友情や子育てや思いやりやボランティアは
金銭で評価できないから、大切に扱われない。
教育も、金銭評価が難しい。
いじめや虐待や差別なども今の教育は含んでいる。
金銭で評価する働きは、普通、仕事と呼ばれる。
その多くは、営利企業が管理する。
金銭的利益追求を第一目的とする組織・企業・会社。
現在、多くの若者は、
高校や大学を卒業すると、企業や会社に勤める。
新卒の一括採用。
多くは、正規、終身雇用を希望する。
厚生労働省の調査によれば、
若者の約80%が終身雇用を望んでいる。
なぜだろう。
学校で、家庭で、
卒業したら、就職するのが当たり前と、
子どもたちを洗脳しているのが、
現状だ。
働くことは、
企業や会社の利益追求のために奉仕することではない。
まず、本人の成長に役立つこと。
何よりも、本人のためにならなくてはいけない。
勿論、楽しくなくては、働く意味がない。
働く人が目指す目標は、
本人の得意や能力が大きく育つこと。
会社の利益や、上司の意向などは、
本人にとって大事ではない。
会社に身をささげると、
長時間労働やハラスメントやいじめなどで、
心身を痛める恐れがある。
真面目で純粋で世間知らずの若者は危険が大きい。
若者は、
できれば、会社に勤めないで、
様々な経験を積める機会を探す方がいいのだが。
もし、会社に勤めるなら、
給与などの待遇よりも、
本人の成長に役立つ職場環境であるかどうかを、
しっかり見極める必要がある。
人生の間に、
多様な仕事を体験し、
最後に自分にあったものにたどり着けばいい。
一生の間、
同じ会社で過ごすというのは、
とても、つまらない生き方だと思う。
基本的に自分が何をするか、
何をしたいのか、
自分で選択できるようでないと、
人生の主人公にはなれない。