先週火曜から風邪を引いたようだ。

昨夜は、寝汗で目が覚めた。

微熱があるのだろう。

体温計には出ないが。

 

老化すると、風邪ぐらいでは体温が上がらない。

病原菌に対する免疫反応が衰えるのだろう。

節々が少し痛い。喉も。

軽い頭痛、だるい。

こんなときは、昔のことを思い出して、いろいろ考える。

 

人生には、老人となって分かることが多い。

若い頃、中年の頃。

そのときは、未来は知りようもない。

ただただ、今の問題に取り組むしかない。

なぜ、こんなことをやっているのか。

そのときは、当然、何もわからない。

 

しかし、老人となれば、

その頃やっていたことの意味がはっきりする。

 

私の場合、一つ上げると、吃音。

吃音に苦しんでいた頃が、懐かしくてならない。

吃音を体験できて、本当に良かった、と。

 

今日は、昼から、

天使が通うデイサービスで月1回あるミュージックセラピーの仲間と一緒に、

年一回開催の、第16回ふれあい音楽コンサートに出演する。


障害をもつ人々の音楽セラピーを行う団体による、

アットホームな素敵なコンサート。

 

天使は音楽が好きなので、

音楽セラピーをいつも楽しみにしている。

今回の出演も、うれしそう。

 

ただし、3月末で、デイサービス「ほほえみ」はなくなる。

4月から新しい施設に通う。

音楽セラピーが次の施設であるかどうかは、不明。

 

今、セラピーをされている先生は、

遠方から車で通ってくる。

天候が悪いときも。

ボランティア精神が強固な人でないとできない。

ただただ、敬服するばかり。

 

障害者の音楽サークルは、当市にもいくつかある。

天使のように片手しか使えない、楽譜も読めないでは、

どこにも入れそうにない。

 

障害者にとって、音楽は、

普通の人以上に、大きな生きがいとなりえる。

音楽には、難しい理屈はいらない。

言葉は理解できなくても、音楽を感じるなら、それで充分。