子どもたちからの質問に、

「大人はどうして人と比べるのですか」

例えば、友達と比べたり、兄弟で比べたり。

そんな問題が出された。

 

とてもいい質問。

私の答えは、

 

「人はそれぞれ違う。全く違う。

数学が苦手な人もいる。

体育が苦手な人もいる。

音楽については特に個性が多様。

私のように音痴もいる。


人の気持ちがよくわかる優しい子もいれば、

人を傷つけても平気な子もいる。

 

学校の先生も個性がそれぞれ、

先生に不適な自己中心的で我がままな人もいる。

生徒の面倒をよく見て、一緒に悩んでくれる人もいる。

 

冷たい人もあたたかい人もいる。

虐待された子もいる。

甘やかされた子もいる。

 

比較しようにも比較できない、現実。

それを無理して比較するのが、

成績表とか試験。

 

だから、バカげた比較は

無視すればいい。

 

もし、親や先生が、比較しようとすれば、

「人は各人違うのに、人を比べる、

あなたは超能力の神様ですか。」と聞き返せばいい。

 

難病で生まれた子と普通の子は比べられない。

隣の子と、うちの子をどう比べるの。

隣の子をどこまで知っている?

 

親も、先生と同様に、

我が子を知らない。

中には、型にはめようとするひどい親もいる。

 

子どもたちが理解できる答えになったかどうか。

心許ないが。

 

他の人に聞くと、

比較するのは、少しでも優越感を味わいたいのか。

自分の方が上にいると、

自己満足したいのか。

らしい。