テレビは見ないが、

朝食を食べながら、新聞は30分ほど読む。

よい記事が少ない。

 
世の中には、おもしろいことがいっぱいあるはず。
決まり切った内容が多い。
見出しだけで内容が分かる記事ばかり。
これではネットのニュースにも負けると感じた。
 
全国各地の記者たちは何をしているのかと思う。
たぶん、大きな行事や出来事や事件だけを
取材しているのではないか。
普通の人が知らないようなところに、
魅力的なネタがあるはずなのに。
 
当市の広報などは、職員が2名だけ。
記事の確認とレイアウト中心のデスクワーク。
特集記事は貧弱。
読んでみたくなるような、おもしろい内容にならない。
 
広報が魅力ないと、
市民たちの市政への関心も高まらない。
市役所のかげが薄いわけだ。
地方の停滞の大きな原因の一つ。
 
24日、学び交流プラザであった、
「子どもと大人の本音会議」
青少年育成市民会議主催、教育委員会後援。
演者の一人として参加した。
14時~17時(休憩10分)ぶっ続けの自由討論。
演者は、子どもが10名(小学3年から高校生まで)
大人が12名(大学生から老人まで)
スタッフが約10名(教育委員会職員を含む)

結構、大掛かりな行事。300席のホール。
しかし、聴衆は多く見積もっても40名くらいか。
子どもの顔を見つけることができなかった。
 
立派なカラーのビラとポスターがあった。
たぶん、当市のすべての学校に配っているのだと思う。
趣旨は立派だけど、
この程度の人集めしかできない。
 
私も昔、
当市の子どもたち(中学、高校生)を対象に、
世界につながる学びの場というような企画をした。

世界中の人権や環境や貧困などの問題を
大人と一緒に考えようという企画。
 
教育委員会の後援をもらい、
ビラも2000枚以上印刷してもらい、
(勿論、無料で、用紙も手間も教育委員会が負担して)
私はビラを持って、全部の学校に、
生徒たちへの配布をお願いして回った。
この企画、動けるスタッフは私だけ。
主催する団体は、アムネスティ徳山(私が代表)。
 
ふたを開けると、
高校生が一人だけ来た。
大人は私ともう一人。
予約した部屋はそれほど広くない(30名くらい)。
一人でも来れば、成功と言えるかもしれないが、
複雑な感想を抱いた。
結局、この企画は2回でやめた。
 
子どもたちを集めるには、
何らかのつてが必要。
サークルの顧問の先生か、
生徒の親のつながりか、
一人の子どもと関係ができれば、
その子が友達を連れてくるかもしれない。
中高校生になると、親や先生が勧めても、
乗ってこないだろう。
 
親や先生たちに、それほど、
信頼をおいていない。
 
昔、私が経験した事例と比べて、
今回の行事。
こんなにスタッフが多いのに、
人集めができないというのが、
私には不思議でならなかった。