今日、冷泉彰彦氏のコラム(2016年2月4日)ニューズウイーク日本版を

読んで考え込んでしまった。

日本の左翼について、明快に決めつけている。

 

私も心情的には左翼の一員であった。

と言っても、学生時代の私は民主社会主義に共鳴。

マルクスは宗教の臭いを感じた。

 

ベトナム戦争には反対だったが、安保条約には半分賛成。

これでは、左翼とは言えないかもしれないが。

 

30代の後半からは、

人権や福祉や教育、地方自治について関心を持ち。

小さいグループで活動した。

地域社会に関わるのが、私の主なテーマ。

最近は体力低下、もはや引退するしかないが。

 

冷泉氏によると、

「日本の旧左翼(50年代からの左翼政党や労働組合)は、正社員の既得権益代表で、現在の若者の利害の代表とはなりえない。

新左翼(60年代以降の左派的思想)と後継者は、護憲、反戦、環境、原発などの理念的テーマが中心で、社会改良に向けた運動の発想が薄い。

そもそも左派カルチャーは、全般的に富裕層の自己実現といった匂いがついてしまっていて、若い世代の困窮層にとっては親近感が持てない。」

 

実に的確な批判だと、私は感じた。

 

さみしいことだが、現実、昔の左翼は、出番がなくなっている。

 

今、私が夢想していることは、

30代や40代の若者が地方議会に挑戦する手伝いをしたいと思うこと。

 

若者だから、もちろん、きちんとした立派な理念はなくてもいい。

熱意・やる気が一番重要。

色々と失敗し試行錯誤し、

成長していけばいい。

 

そういう若者を応援したいと

こころから思う。