座禅中の好みのイメージ、
私が座っているのは、宇宙船地球号の一室。
この宇宙船は巨大で、
約100億の人類と無数のいきもので豊かだ。
宇宙では、ゴミ粒のような地球号。
どこに向かっているのか分からない。
この船に乗る私の関心事は、
自分の寿命ではない。
船の寿命でもない。
一つは、子どもたちのこと。
そして、地域社会。
加えて、お金のこと。
地球号の経済はお金で計算される。
お金で計算できないものは、
もちろん、はるかに多い。
例えば、愛の値段、誰も知らない。
しかし、それは、今のところ無視しよう。
お金は流通することに価値がある。
1年で100回使われるお金は、
1回しか使われないお金よりも100倍の価値がある。
しかし、この地球号では、それも無視することになっている。
お金は偏在している。
従って、多くあり過ぎるところでは使い道がない。
使い道がないので、
いくらでも使える方法として、
賭け事が盛んになる。
株や為替取引など。
一回、いくら賭けてもいいのだ。
賭け事に勝つには、
普通にやっていたらダメ。
分からないように細工をする。
各国の金融政策を操作したり、
戦争や内乱などは非常に有効な手になる。
頭はこういう方向に使うのがいい。
今、地球号のモノとサービスの生産は、
お金に換算して、年に約5000兆円。
企業の価値は、株で換算して約6000兆円。
それ以外に、債券類が約10000兆円。
現金や預金などが約3000兆円。
だから、お金類は、約20000兆円はある。
人類の人口で割ると、
一人あたり、200万円以上になる。
毎月17万円くらいか。
ちょうど、ぴったしの金額。
地球上に貧しい人がいるなんて、
とても信じられない。