年の暮れを不安な気持ちで過ごす人々は
どのくらいいるだろう。
日本で、人口の約20%くらいだろうか。
もっと少ないか。
病気におびえて、
受験の不安で、
金策に窮して、
自殺した子を思って、
事故後の後遺症で、
失恋や離婚に打ちのめされて、
いじめやパワハラの苦しみで、
買い物客で賑わう街中にも
見捨てられた思いで歩く人もいるだろう。
せめて、
家族や友人に囲まれて
大晦日を過ごせるなら、
幸せなのだが。
老いるにつれ、
体力・気力ともに低下。
そして
死への準備が始まる。
大晦日の病院のベッドで
臨終を迎える人もいる。
正月の孤独死
糞尿を垂れ流しもあるだろう。
生きていることは、
ある人には天国。
ある人には地獄。
昨日の新聞、
ひきこもりを特集していた。
日本で、約120万人という。
80代高齢な親と50代の子とか、
共倒れの恐れがあるケースが多いという。
私の近所にも、そういう家族がある。
幸せを祈りたいが、
私にできることは限られている。
世の中のことを知らないで
生きるのが、楽なのだが。