殺人事件の被害者の数は、
戦後の2千名をピークにして
一貫して減少、
現在は、5百名を割っている。
日本の治安は、きわめて良い。
地方都市では鍵を掛けなくてもいいくらい。
殺人のほとんどは顔見知りの犯行。
性暴力の加害者も顔見知り。
身近な人が一番危険。
殺人を犯すほどの怨恨や激情は、
通常の状態では起こらない。
発生する前に長い物語がある。
多人数の殺害、
例えば、池田小事件の宅間さん、
はなはだしい認知の歪みなど、
精神的な病が背後にあると思われる。
人殺しは良くない。当然。
死刑は人殺し。当然。
人殺しは残酷。当然。
死刑も残酷な刑罰。当然。
日本国憲法は、
残酷な刑罰を禁止している。
最高裁も死刑の残酷さを認めている。
ではなぜ、死刑があるのか。
世界のほとんどの国がやめているのにも
かかわらず。
最高裁が言うことには、
「国民が死刑を支持している」
日本国民は、
人殺しを支持しているのだろうか。
話は変わるが、
暴力を使わないと、礼儀を教えることができない。
と思っている人が多い。
日馬富士もその一人。
体罰する教師たちも。
あるいは、戦前の軍隊も。
奴隷を教育して従わせるには、
暴力が一番有効だから。