昨日、地域自立支援協議会に参加(公募委員)。

議事は、「障害福祉計画」の策定について。

 

各自治体は、障害福祉計画を作らないといけない。

これは国の法律。

 

計画をつくるのは、とてもいいこと。

自治の基本。

 

理念の中心は、

すべての障害者(児)が、普通に生活できるように

地域社会の支援体制と、

障害者(児)が生活しやすい環境を整備すること。

 

このような大事な計画の策定には、

多様な人々が関わらなくてはいけない。

専門部会がいくつかあるので、そこでの議論の集約なのか、

質問しなかったので不明。

計画は今回で5期目、一期は3年(?)と感じた。

 

国や県のひな型の計画がすでにある様子(?)

それに基づいてつくったものと感じた。

質問しなかったので、不明。

 

こんなに書くと、

私は、会議で質問せず、ただ聞いていたという印象を与えるので、

弁護のために書くが、

私の質問回数はダントツだった。


しかし、私ばかり、しゃべる訳にいかない。

礼節。

私以外にも言いたいことがある人もいるはず。

質問したいことはいっぱいだが、

最小限にした。

 

障害者を地域で受け入れるやり方は、

住む地域によって多様な違いが生じる。

当然。

全国一律なやり方ではうまくいかない。

当然。

 

当地でも、

障害者(児)は、施設(学校も含む)と家庭の間を

往復する毎日。

地域社会に出るのは、公園へのバスハイクや

巨大スーパーで昼食するなど、限られている。

地域社会に溶け込んで生活しているとは

言えない。

 

障害者(児)を世話している家庭などへ

地域社会の支援も、

とても不十分。(行政の支援はあるが)

 

例えば、公園の草取りやトイレ掃除、公共施設の掃除など、

これらの多くは、シルバーセンターに委託しているが、

作業所に委託もできるのではないか。

(もちろん、有料で)

 

障害者(児)が地域社会へ関わる仕掛けを

多様につくる必要があるのではないか。


昨日、私が一番言いたかったのか、上記の趣旨。

 

障害者(児)と健常者の垣根を低くするには、

日常的に互いに接する機会を豊かにしなくてはならない。

そうすれば、支援のボランティアも増えるだろう。

 

前日の議事で、

長期入院の精神科病床患者(約333名)の削減目標。

3年で約20%減。

 

また、福祉施設入所者(約229名)についても、

3年で約9%減を目標。
についても話しあった。

 

いづれも、地域生活へ移行させていく方針という。

 

私はこの件について、

精神科医など専門家を入れて協議しているのかと

尋ねたが、


これから、らしい。

答えがはっきりしない。

 

長期入院患者や福祉施設入居者については、

そうすんなりと地域生活への移行が可能だと思えない。

 

まず、家族がいても、高齢などで受け入れられない場合が多い。

多くの入所者は、家族がいない。あるいは疎遠。

 

精神科患者の場合は、

入院施設から外にでる(社会復帰)が難しい。

意欲があっても、

施設から出るには、特別な対応が必要。

つまり、居住や食事や生活への

病気の現状を考えた丁寧な対応。

たぶん、多くのボランティアが必要となる。

話し相手や、買い物同伴など。

 

計画で、数値目標はあるが、

具体的な施策は、ほとんどない現状。

 

質問すると、

これから検討していくらしい。

 

どうも、グループホームに入所させての対応を

考えているようだが、

そんな難しいグループホームを

作る人がいるだろうかと、思った。

 

いるとしたら、

患者の家族が中心となったホームだろうが、

そういう私的なホームでは

行政はお金を出さないだろう。

 

つづく