内閣府の世論調査を見ていると

世相がよくわかる。

 

国民生活に関する世論調査

1万人の訪問調査で、回答ありが6千を超える。

昭和32年からの調査で、すでに61回目になる。

 

今年の調査は、

生活に満足が、約75%。

不満が               25%。

 

生活の充実感は、

充実しているが  約75%。

していないが        25%。

 

充実している時をたずねる質問では、

家族団らんや余暇や趣味などが多数だが、

社会奉仕や社会活動している時と答えた人が、

なんと、9%もいる。

 

日頃の生活の中で、休んだり、好きなことをしたりする時間のゆとりがあり ますか。

という質問では、

ゆとりあるが、70%。

ないが 30%。

 

どのようなことをして、自分の自由になる時間を過ごしていますか。 という質問では、

ボランティアなどの社会活動をしている時と答えた人が、7.4%もいる。

 

自由時間が増えたら何をするかという質問では、

旅行したいが一番多いが、

ボランティアなどの社会参加が、7.9%。

 

生活の程度をたずねる質問では、

昨年と比べて、上 1.3% → 1.1%

中の上 12.3% → 14.2%  

中の中 56.6% → 56.5%

中の下 23.2% → 21.7%

下 4.8% → 5.0%

となっている。

 

私の実感とだいたい同じ。

 

(3)これからは心の豊かさか、まだ物の豊かさか
 
問 12 今後の生活において、物の豊かさか心の豊かさかに関して、次のような2つの考え方の うち、あなたの考え方に近いのはどちらでしょうか。昨年と比べると、
   
・物質的にある程度豊かになったので、

これからは心の豊かさやゆとりのある生活をする ことに重きをおきたい
60.2% → 62.6% 
・まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに 重きをおきたい
31.3% → 29.2%

 

働く目的は何か、という質問には、

お金を得るために働く 53.2% → 53.4%

社会の一員として、務めを果たすために働く 14.4% → 14.2%

自分の才能や能力を発揮するために働く 8.4% → 9.0%

生きがいをみつけるために働く 19.9% → 18.4% 

昨年とほぼ同じ傾向。

お金以外の目的が約42%ある。

 

次に、今年の

社会意識に関する世論調査

内閣府の調査で、 昭和43 年度から毎年実施し、今回は46 回目。

対象は1万名で、回答者は6千名。

 

質問4で、社会への貢献意識をたずねている。

 あなたは、日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っていますか。

それとも、あまりそのようなことは考えていませんか。

思っているが      65.0% 

あまり考えていない  32.4% 

 

「思っている」と答えた方(3,921 人)への質問。

何か社会のために役立ちたいと思っているのはどのようなことですか。この中から いくつでもあげてください。(複数回答)
 
(上位5項目)だけ

社会福祉に関する活動 (老人や障害者、子どもに 対する、身の回りの世話、介護、食事の   

       提供、保育など)    35.1%

町内会などの地域活動       32.9% 

自然・環境保護に関する活動    31.6%

自分の職業を通して         25.0% 

自主防災活動や災害援助活動  25.4% 

 

現在の地域での付き合いの程度をたずねる質問。

付き合っている  67.8% (よく 16.9%、ある程度  50.9% )

付き合っていない32.1% (あまり 25.6%、全く  6.5% ) 

 

社会全体の満足度

現在の社会に全体として満足  62.0%

満足していない                     37.2% 

 

国の政策に対する評価について

国の政策への民意の反映程度

全般的にみて、国の政策に国民の考えや意見がどの程度反映されていると 思いますか。

反映されている     29.9%

反映されていない  66.8%  

 

私の実感では世相を反映している世論調査だと思う。