人口が半分になる、
どういうことだろうか。
私が住んでいる地域、コミュニティ。
1990頃、人口は約1万人近くいた。
現在、8千人代。
30年後は、5千人代。
その後も減っていく。
市の予算も、当然、半分以下になる。
当市の主要産業は、化学コンビナート。
装置産業。
自動化やロボット化の最先端。
雇用も激減するだろう。
商工高校の進路は、大半が地元。
進学高以外も、就職は地元が中心。
高卒者の約半数は、地元に残っている。
しかし、大卒のほとんどは帰ってこない。
人口減の最大の原因は、
若者の働き場所がない。
これからは、知識や情報や創意工夫による
起業の時代。
新しい食、住居、娯楽、
小さくても、魅力ある生き方を提示できる
職場をつくれるだろうか。
働くことが
楽しみとなるような職場をつくることができるだろうか。
お金や収入よりも
生活の質が大事になる時代。
生きる楽しさや、学び挑戦する豊かさが感じられる
地域社会がつくれるだろうか。
そのためには、
自由で大胆な発想ができる子どもたちが
育たないと、
希望がもてない。
上司や目上の人の指示待ち人間は不要。
学校は、飛び級もあり、
嫌いな科目の履修は不要。
好きなことだけを思う存分に追求できる環境が
なければ、
起業できるような人材は生まれない。
いじめなど、内部不満がたまるような環境ではだめ。
起業は一人の努力ではできない。
多くの支援者が不可欠。
大学では、まず、
教授などの先生が、率先して起業する。
新しいことに挑戦して
見本を見せる。
それでないと、大学の存在価値はゼロ。
知識を学ぶだけならば、
ネットで充分。
医療も介護も福祉も、
地方自治で独立採算でできないようでは
地方は成り立たない。
30年後、
中央政府は財源不足。
地方交付金はなくなるだろう。
当然、各種補助金もなくなる。
中央政府のできることは、
インフラ・社会資本の維持管理だけ。
(高速道や、エネルギーや、警察など司法)
地方は、自立なくして、やっていけなくなる。
つづく