今、日本が直面している
最大危機とは、何だろう?
北朝鮮の核問題。
それとも、
デフレ気味の低成長が25年も続くこと。
GDP2倍になる債務。
格差拡大。
それらではなく、
日本経済の生産性が上昇しないことだ。と
私は思う。
日本の製造業はGDPの20%でしかない。
輸出産業の生産性は高い。
しかし、残りの80%
サービス産業の生産性は、
先進国平均より30%も低い。
それらは、非正規雇用でコスト削減し、
なんとか維持している。
(製造業も約40%が非正規雇用だが)
非正規では、熟練や創意工夫は期待できない。
例えば、
すでに多くの国で、現金支払いはなくなりつつある。
しかるに、日本では今だに、現金中心。
ITやAIを活用する効率化は、
日本では遅れている。
どうしてか、
思い切った改革をしようとする人材がいない。
日本の学校教育は、
決められたことを忠実に行うことを強制する。
単純労働者の大量生産。
これでは、
創意工夫する従業員は生まれない。
私が若い頃、40年以上前、
まだ、学校に自由な裁量があった。
今、教師の自由はほとんどない。
生徒たちは、もっと縛られている。
日本の生産性を伸ばすには、
労働者の自由な発想が奨励される環境が必要。
大企業で、官庁で、
多くの人々が、周囲の雰囲気で行動を決める。
不祥事多発の原因がここにある。
司法さえも、安部首相の顔色を見て決めるようになった。
例えば、籠池さん問題。
日本社会全般に、明るさが見えないのは、
狭いところに閉じ込められたようなムード。
つづく