昨日は、山口県の吃音の会に4年ぶりの参加。

小雨が降り、夜7時からの例会。

夜の外出は、気が進まないが、思い切って。

防府まで電車で行く。

家から会場まで約1時間かかる。

(車なら30分だが、夜の運転はイヤだ)

 

会場には、会長さん一人、

私と二人でよもやま話。

 

この会も発足して20年近くになる。

よく続いたものだと思う。

会長さんの苦労に頭が下がる。

 

吃音の人は、人口の1%程度と言われている。

小学には、言葉の教室があるが、

中学からは、教育的な支援はない。

 

吃音の人は、

独力で障害に立ち向かわなくてはならない。

 

進学や就職で、

大変な困難に出会う。

吃音を苦にしての自殺も時に聞く。

 

私の知り合いの女性、50歳くらい。

教育大学卒業、教職の免許は得たが、

吃音のために、教職に就くのを断念。

以後、主に事務職の派遣で職場を転々。

最近、母の介護が必要となり、

田舎に帰ることになった。

しかし、田舎は就職難。

夜間の仕事についていると言う。

 

近年、吃音でも

障害者手帳取得ができるようになり、

障害者枠での就職に道が開けた。

 

昨日の例会でも、

参加者の一人が、そういう形で就職したのではないかという話題も出た。

 

吃音者の多くは、

話すことが少ない仕事を選ぶ。

コミュニケーションの少ない、

対人的業務の少ない仕事。

 

吃音の治療は

今も、確立していない。

治療機関もわずか。

 

県内には、人口から言って

1万人くらいの吃音者がいるはず。

 

吃音者の相互助けあいの会として

必要性はあるはずだが、

当会は、いつも参加者が少ない。