今朝見たブログで、

私は善良です。と自慢しているのがあった。

 

こういう人もいるのだと。

あらためて感心した。

 

瞑想して

自分のこころの中に入り、

すみずみまで探検してみると分かる。

 

気付かなかったことがいかに多いか。

 

人は、注意を向けている、きわめて狭い方向しか

見えない、感じない。

それ以外は無視、意識にのぼってこない。

 

誰が困っていようが、

誰が苦しんでいようが、

感じないですむ。

 

まさか、親切にしてあげた相手が、

自分の行為を恨んで、憎んでいるなんて、

考えもしない。

そんな親切は、悪いおこないになる。

 

他人の気持ちは、

分からないのが普通。

だから、

自分の都合のいいように解釈する。

 

人の好意や親切も、

気付かないのが普通。

 

うわさや伝聞や世間話などの

ほとんどは、

厳密に調べれば根拠もなく意味不明が多いけど、

人は簡単に信じてしまう。

 

悪い人を作り上げるのも

善人ぶりを演出するのも簡単。

 

人は

生まれてから今日まで

自分の心がどのように形成されたのかも、

詳しいところは知らない。

つまり

自分のこころを知らない。

 

自分が思っていること、

「自分はこういう人間である」と、

その大部分は、誤解や錯誤や思い込み。

 

勿論、

他人のこころは分からない。

 

それなのに、

何故、

自分は善人だと言えるのか。

バカじゃないかと私は思う。

 

どんな悪人も聖人になりえるし、

どんな善人でも凶悪犯に変わることがある。

 

それが、人の世だ。