私が18歳、

大学に入学したばかりの頃、

学生運動は、マルキストばかり。

 

私は高校時代、すでに政治について考えていたので、

マルクスを初めて読んだとき、宗教かと感じた。

とても納得できる理屈ではなかった。

 

私の大学で、同志は見つからなかった。

一人で活動するしかない。

 

しばらくして、ベ平連がうまれ、

受け入れてもらえそうで参加。

そこで、

日米安保についての話し合うとき、

賛成と反対の、

両方のデモをしたらどうかと

提案したが、

勿論、却下された。

(私はどちらも一理ありと思っていたから)

 

その頃、

安保賛成などと言う学生は

右翼的な団体しかいなかった。

 

半世紀経ち、

今の日本は、

安保賛成ばかりで、

共産党さえ、現状維持を言い出している。

 

私は、今こそ、

安保破棄の好機だと思う。

 

21世紀末には、国境がなくなる時代がくる。

地球の人類世界は一体化がますます進む。

経済の共通ルールが生まれ、

税も全世界で統一される。

 

もはや、地球上、どこの国に住んでも、

税逃れができなくなる。

 

教育と福祉も

どこの国に住んでも、一定の支援が保障されるようになる。

 

世界中の貧富差も合理的に管理されるだろう。

 

私の予想では

結婚制度もなくなる。

子育ては社会が責任をもつようになるからだ。

 

教育の充実から

もはや、子どもに資産を残す必要もなくなる。

 

軍事力で平和を保つような、

古い因習は、

愚かなものとなる。

 

今は、それまでの過渡期。

 

近隣諸国とは

友好善隣で互いに有益な関係を目指すのがいい。

そのうちに、国境はなくなるので、

現在の国境問題は解決を先送りし、

問題領域は共同開発が望ましい。

尖閣も千島列島も。

 

国連軍創設に、日本が中心となって取り組み。

日本軍を国連軍の中核部隊とするのも考えられる。

世界各地の紛争の調停や平和構築に国連軍が必要。

 

勿論、

平和構築は、民間中心の活動ではあるが。

 

今、日本のできることは、

北朝鮮の体制維持と経済支援くらいか。

 

中国と北朝鮮と友好関係ができれば、

日米安保の必要はなくなる。

核を持つアメリカ軍は日本から撤退してもらうしかない。

そして、日本は核武装しない。

 

日本の安全保障は、国連の場で

世界平和に貢献することで確かにする。

そのためには、自主外交が必須。

 

まさに、憲法前文の理念を実現していくことになる。