正しすぎるな、賢すぎるな、

善人すぎるな。

今朝読んだ、お気に入りのブログに書いてあった。

 

聖書からの引用らしい、

普遍的真理かもしれない。

 

人は誤ちや迷いから逃れることはできない。

たとえ、釈迦やキリストであっても。

 

たぶん、死ぬまで、あくせくするのが人の定め。

 

散歩していると、

おもしろい人を見る。

 

今朝も、若い女性だろう、

顔を隠し、傘もさして、散歩している。

まだ日が出る前の、薄暗い街路で。

 

自動販売機めぐりをする50歳頃の男性がいる。

ほぼ毎日だ。

釣り銭がそんなにあるとは思わないが。

足が丈夫で暇がありそうなので、

フリーペーパーの配布でもすればお金になるのにと思う。

もちろん、私は声をかけない。

声を掛ければ、逃げ出す気配がする。

 

もう10年以上も、

散歩の途中で顔なじみの男性がいる。

60過ぎくらいか。

家がどこかも知っている。

たまたま、その家から出てきたので分かった。

いつも、2時間以上散歩している印象。

健康のためというより、

散歩に取り憑かれているような。

地域のあらゆる隅々の道まで歩いている。

私と道で出会ったりすると、

必ず、私を避ける。

一度も声をかけたことはないのに。

私を要注意人物と感じているようだ。

 

近所にいた、少し年上の男性。

片足が不自由で生保で暮らしていた。

民生委員のとき、自宅を尋ねたこともある。

大腸ガンの手術後、

医師から、紫外線が身体に良くないと言われたのか、

全身をすっぽり包むフードをかぶり、

薄暗くなってから買い物に外出。

とても異様な服装。

それから、しばらくして自殺。

発見されたのは死後数日経て。

病気のことを気に病んでいたようだ。

 

自分のことを正しいと主張する人が

たまにいる。

正しすぎないことを願う。

間違ってもいいのだから。

 

そう思うと、

安倍さんも、まあまあか。