人は一人ひとり感じ方が全く違う。

 

例えば、

決まりはきちんと守らなくてはいけない、という基本。

人によって受け取り方が違う。

 

Aは、この決まりは自分に関係ないと思う。

適当にやっておけばいい。

多分、小さいころから、そういうやり方で過ごしてきたのだろう。

学校では、要領良くやれば、何とかできる。

教師の目をごまかすくらいは簡単なことだ。

 

ところが、この決まりに神経質なBがいると

AとBはぶつかることになる。

 

どの職場でも起こることだ。

私はかつて、こういう人と一緒の職場となり。

我慢できずに、私が辞めた。

辞めた方が道が開けると思ったからだ。

結果は、辞めて正解だった。

 

Aの生き方は、幼児から身についたもの。

そう簡単に変更不可能。

自分の非を認めることはできない。

数人が言っても、反抗するだろう。

大勢で吊るし上げれば、もっと反抗するだろう。

Bも似たようなものだが。

上司が責めれば、少し変わるかもしれないが、

問題が内向したり変質する可能性が大きい。

 

人と人の違いを認め、受け入れ、

それで何とか職場の規律を維持して

仕事を円滑に運営するには

上司と部下、同僚相互の関係がある程度安定する必要がある。

 

できる人が、難しい問題をこなし。

できない人は易しいものを担当するしかないだろう。

 

ところが、

介護や教育となると、

扱う対象が、とても千差万別。

できない人はサボタージュするので、

できる人に、課題が集中する可能性がある。

やっかいなことになる。

 

上司の能力がない場合。

部下の働きを正確につかめない。

表面しか見えない。

おべっかや巧言に騙されやすい上司では

事実を把握できない。

 

従って、問題はとても複雑になる。

事故が発生すれば、

誰かをスケープゴートにして、

問題に蓋をするやり方しかないだろう。

 

つづく