2年前に下関市の知的障害者施設で発覚した

虐待事件がきっかけで、県知的障害者福祉協会が

県内の施設にアンケートした結果。

 

「職員による利用者への不適切な行為を見聞きしたことがあるか」

という問に、「ある」と答えたのは39.7%。

「周りの支援者(職員)がそうした行為をしているとき、

注意するか」という問いに、「する」と答えたのは18.2%という。

 

同じ職場で、同じような仕事をしている同僚が

不正を疑われるような行為をした場合、

それを注意するのは、約20%。ということだ。

 

20%という、この数字は、

おそらく、学校の現場も、行政の職場も、

たぶん、民間の職場も同程度だと思う。

 

職場の同僚に対して、どのような関係が望ましいか。

同僚と、上司や部下に対する態度は違うだろう。

 

部下に対する態度が、一番分かりやすい。

信頼できる部下には隠し事をしない。

情報は完全にオープンにする。

思ったことは何でも言っていい。

 

信頼できない部下がいたら、

できるだけ早く、他の部署へ移動させる方がいい。

信頼関係ができないと、共に仕事ができない。

情報の共有なくして、効率的な仕事はできない。

 

信頼できない同僚や上司に対してはどうするのか、

できるだけ連帯責任にならないよう仕事する他ないか。

つまり、サボタージュの必要な場が生まれる。

 

だから、速やかに、

この人は、信頼できない旨を、

もっと上の管理者に報告するしかない。

もちろん、詳しい情報を添えて。

判断は管理者に任せるしかないが。

 

信頼できる関係がなくして、仕事はできない。

つまり、大人の付き合いができること。

何でも言えること。

忖度や気遣いしなくてもいい関係だ。

 

つづく