今朝の新聞によれば、

昨年7月、山口県周南市県立高校2年男子が自殺した件で、

県教育委員会の第三者調査委員会の最終報告の素案に対して、

両親が意見書を出したという。

 

まる一年以上もかかっての素案という。

なんという悠長さ。のんびりさ。

まさか、月一回の会合ではないかと、

疑ってしまう。

 

航空機事故や医療事故、

いずれも、すみやかな調査が求められる。

同様の事態発生の可能性、

再発防止のためだ。

 

いじめによる自殺は

のんびりでいいのだろうか。

 

この事件に専従する調査員が

いないのではないかと疑う。

 

まさか、

実地調査を学校に任せているのではないか。

いじめ問題を放置した当事者に任せているなら、

大問題。

 

当然、第三者が、生徒や教師たちへの

聞き取りをしていると思うが。

 

私の実体験から言えること。

高校生は、自我が確立している。

自分の内面の問題は、自分だけで対処しようとする。

親や教師に勘づかれることは、まずない。

 

だから、

親や教師が生徒の悩みを知らないのも

当たり前。

 

もし、いじめがあるなら、

生徒たちにアンケートすれば、

傍観した誰かが、事実の破片を書くと思う。

 

小さな手がかりでも、

その裏には10倍以上の出来事があると

推定できる。

 

生徒たちも隠そうとするだろう。

自己防衛の心理。

 

親の立場は

できるだけ早い調査が欲しい。

 

生徒たちや教師も、

早く平穏な日常に戻りたいだろう。

 

時間が経つと

全ての事件は風化する。

重要性が低くなる。

 

専従の調査員が数名いれば、

数ヶ月で調査は終了となるだろう。

なぜ、そうならないのか、

不思議でしょうがない。