先日、公民館から電話、
選挙の立会人の打診があった。
少し考え断る。
半日座り続けるのは苦痛。
少し無理すればできるのだが、
老後は、イヤなことはしたくない。
立会人の魅力は、
地域の人々の顔を眺めることができること。
公然とじろじろ
観察できる
私はどこに行っても、
周囲をきょろきょろする。
人の顔を探索するのが、
ひそかな楽しみ。
顔を見れば、
そのひとの一部が分かるような気がする。
幸せか不幸か
大きな悩みがあるのか
様々な印象や感想を抱くのが
私の楽しみ。
本を読むのと同じくらい
わくわくできる。
若い頃から
ずっと続く、私の癖。
変な癖だが。
時に、
顔から何も分からない人もいる。
私の妻がそのひとり。
多分、私の思い入れが激しいので、
素直な気持ちで見ることができない。
せいではないかと思う。
顔を見て、
声を聞いて、
動作や仕草なども
総合的に感受すれば、
ひとというのは
とても、おもしろいと
思う。
できれば、
隠された習癖のようなものまで
感知できれば最高なのだが。
それは無理。
探偵でもして、
まる一年、24時間も張り付けば
可能かもしれないが。
それでは週刊誌の記者なみになる。
ひとには
謎がある方がいいのかもしれない。
自分にとって、自分自身が謎なように。