昨日で年賀状の返礼は終わった。
私は年賀の挨拶を止めて5年以上になる。
しかし、親しい人から年賀状は来る。
それには返信している。
小学校の恩師からの年賀状。
85歳で耳も遠くなり、
コーラスのピアノ伴奏を止めたと書いてあった。
いくらか心配なので返礼に訪問することにした。
やはり、2年前よりも弱っていた。
85歳だから当たり前。
面白い話しをいくつか伺った。
近所の犬が老齢で目が見えなくなり、
それまでおとなしかったのに、
不安なのか、よく吠えるようになった。
飼い主の手にも噛み付く。
扱いが難しくなったとか。
また、
自宅で飼っているネコも老齢で
目が不自由になり、
夜間も暗くするとと不安なのか、
照明をいっぱいに明るくしている、とか。
ご自身の身体の具合とか、
いろいろと話しを伺った。
外出しての集まりの機会がなくなったようで、
話し相手に飢えている様子がありあり。
まだ、自分の足で動けるので、
近所の会合に出かけることはできるような気がしたが、
85歳では気力がなくなるのだろうか。
まだ杖も使っていないと聞き、
驚いた。
私はだいぶん前から使っている。
使用頻度は少ないが。
恩師の健康具合など見て、
また同窓会などやってもいいかと思っていたのだが。
しかし、
恩師は一方的に私に向かい、
おしゃべりを続けた。
約2時間。
私は拝聴するだけ。
これも疲れる。
昨日の経験で悟ったこと。
年取ったら、
ひたすら、聞き上手にならなければいけないな、と。
尋ねられれば、
自分のことをしゃべってもいいけど、
自分からすすんで、
自分の意見や思い出話しをするのは、
よくないと。
これは、年齢に関係なく、
誰にも言えることかもしれないが。