昨夜は11時に目覚めて、寝付けず、

12時から約1時間座禅。

真夜中の座禅は特別によい。

とても、気持ちが落ち着く。

 

トランプ大統領登場やイギリスEU離脱などで、

移民への不安が高まっている。

移民の流入は、本当に有害だろうか。

「移民の経済学」ベンジャミン・パウエル著 

2016年11月発行を読んでいる。

 

現在、本国以外の国で暮らす人々(移住労働者)

の数は、約2億4千万。
アメリカが一番多く、約4000万人(不法移民1300万人を含む)

多くの研究によれば、未熟練労働者で言語能力も劣る移民たちも

移住国の経済には、よい影響を与えるという研究結果になっている。

マイナスの影響もあるが、プラスに比べて小さいという結論だ。

それなのに、移民に不安を抱く人々が増えている、なぜだろう。

イギリスなどのヨーロッパの国々もアメリカも同様。

 

この数十年、どの国も社会格差が拡大し、人々の間に不満が増殖しているのが大きな原因。

 

この問題への対策は、所得の累進課税、資産税、相続税の強化しかないと私は思う。ベーシックインカム制度も取り入れるべきだと思う。

例えば、日本で18歳以上成人の全てに月6万を給付するとする。

人口の半分が非課税とすれば、約5000万人✕6万✕12ケ月で

約40兆円でよい。これで不要になるものが沢山ある。

生保などの福祉関連の支出が大部分いらなくなる。公務員が半減できるかもしれない。年金も大幅にカット可能となる。

 

さらに、最低賃金を時間千円にすれば、週4日6時間労働で、月約10万の収入となる。16万あれば、生活可能だ。

非正規でも月16万の収入であれば、生活の質は本人の意欲次第となるのではないだろうか。とても簡単な制度設計だが。