いかに生きたらいいか。
端的に言って、
人生の問題の最大なものは、
自分といかに付き合うのかになると思う。
学童期や学生時代を通じ、
勉強に専心し、成績も良く、いつもトップクラスという人。
いつも賞賛を浴びている。
もし、彼(彼女)に強烈な自負心が育っているなら、
自我についての認識に大きな錯誤があると、
気づかないままで社会に出ていく。
多分、人生のどこかで、大問題を生じるだろう。
多くは、学生時代に、壁にぶち当たり、
自分についてのイメージを修正していくが。
それと反対に、
生育環境でけなされて育った人。
自己肯定感が乏しく、何事にも消極的。
常に自分を他と比べて劣っているという自画像。
自信を付けるようなエピソードに出会わないと、
いつまでもマイナス思考が続く。
上記は、ステレオタイプだが。
人が、自己イメージを変えるのはとても大変。
自己イメージのほとんどは
生育環境で関わった大人や友人により作られる。
何が好きで、例えばスポーツが得意など。
おしゃべり、よく笑う、冗談が好き、
学科の好き嫌いも周囲から作られる。
自殺する子どもたちの、
自分についてのイメージも
周囲の大人が作ったものだと思う。
もちろん、意図して作れるものではない。
学校では、生命が大切という道徳の授業を
真面目に聞いているような子どもが
一番心配なのだが。