吃音は努力しても無駄、と

前回のブログで書いたが、

それは、私の若い頃のことで、

今は事情が異なる。

吃音も、大部分が改善できるようになった。

ここ半世紀の間に、吃音に取り組む人々が増えたためだ。

 

半世紀の長さは、社会を変えていく。

私の若い頃と比べて、大きな変化は、

1,人々の、金銭に対する欲が減っている。

  モノが豊かになったのが原因か。

  給料よりも趣味や生きがいが大事になっている。

2,出世や学歴への信奉者も減っている。

  学校の勉強が役に立たない時代になったから。

  政治家など社会的リーダーへの信頼低下。

  普通の庶民が地域づくりに果たす役割の拡大。

3,グローバル化進展で、日本の伝統的価値の再発見。

  日本独特の文化が観光資源となっている。

  日本の伝統的価値を、相対化して見る人々の増加。

  もはや日本は島国でなくなりつつある。

 

今後の半世紀は、

もっと大きな変化が訪れる。

そのいくつかをあげると、

・日本も人口の1割が外国からの移民となる。

・労働時間の短縮が実現。(週休3日、6時間労働)

・現金がなくなる(ほぼ全てが電子マネー)

 同時に地域通貨が日常生活の中心に。

・税や司法や福祉のルールが全世界共通になる。

 (この完全な実現には百年以上必要)

・21世紀末には、国境がなくなる。

 

これらに加えて、私の希望としては、

子どもの生育は、社会の責務となり、親は愛情だけでいいという負担軽減。

学校での集団教育は、最小限にして、

個々人の個性に合わせたメニューの提供という教育システム。

このシステムは、生涯続く。

一生の間、好きなだけ学べるシステム。

 

社会を変えるというのは、

こういう方向だろうか。