今朝の新聞にも記載。

日米原子力協定のこと。

保有するプルトニウムは

軍事利用しない。目的なく持たないという約束が

日米間にある。

2018年7月が協定の切れ目。

 

日本のプルトニウムはたまり続けて48トン。

この消費の道が、今のところない。

 

日本政府が原発を止められない

最大の理由がここにある。

 

プルサーマルで、わずかでも消費しているという

詭弁を続けたいため。

 

プルトニウム消費の最大の論拠であった、

高速増殖炉は実用化のメドが立っていない。

すでに破綻状態。

 

もう一つ、

原発を止められない事情。

全ての廃炉を決めると、

電力会社が負債過多で破産する恐れ、

そうなると、国有化か、

要するに税金で補てんするしかない。

 

原発は化石燃料枯渇の予想のもとに、

ピンチヒッターとして登場。

ところが、

化石燃料は当分の間、大丈夫となった。

 

これからも、化石燃料の値は低下傾向。

しかるに、

原発のコストは、高くなる一方。

 

原発は時代遅れになりつつある。

これから稼働を始める中国やインドは

将来、大変な荷物を背負うことになりそう。

 

日本は早く撤退するのが一番だが。

プルトニウム保有には別の意味もある。

潜在的核保有国という亡霊。

 

核武装の幻想に捉われている人がいる。

日本の指導者には多い。