今朝の朝日新聞オピニオン面、
1ページ全面を使ったインタビュー
ロバート・パットナム氏語る。
「アメリカでは、貧困家庭の子供に社会が投資しない
ことにで、損失が5兆ドル(約500兆円以上)に達すると
試算されている。」
「予算の節約で、教育投資を渋ると、犯罪率が上がり、
糖尿病や心臓病にもかかりやすくなる。結果的に、
警察や刑務所の経費上昇、医療支出の上昇が起こる」
「優秀にもかかわらず、貧しい家庭で育つために十分な
教育をうけない子供が多くなると、社会全体の生産性が低下する」
「アメリカの経済は、あらゆる人の才能を必要としている」
20世紀初頭、アメリカは格差拡大に悩んでいたが、
無償の高校教育の導入で、労働人口の教育水準が上がり、
20世紀を通じての経済成長が実現していった。
貧困家庭への投資が、経済成長のための大きなステップと
なると考えられる。
アメリカで5兆ドルなら、日本の経済規模で考慮すれば、
約150兆円に相当するだろう。