昨日、自治体の市民参画条例の審議会に参加した。
立派な条例が作られているのに、
活用の仕方に工夫が足りない。
皆さまの自治体にも同様な条例があるはずです。
もっと有効に使いましょう。
住民の方のほとんどは、
自治体の運営について知りません。
受益者として、
行政からの様々なサービスの提供を受けるだけです。
こんなことをして欲しいとする主張や、
文句や不平は多いが。
しかし、意見を言うだけではなく、
身体と頭を使って、
行政の仕事を、もっと住民に役に立つものにしようと、
動く人は少ない。
職員の方々のも、賢い人ばかりではない。
いろいろと教えてくれたり、助けてくれる、
サポートする住民が必要。
条例一つ有効に活用するににも、
サポートする住民がいないとできない。
例えば、重要施策が決まる前に、
パブリック・コメントを募集する制度がある。
自治体の広報などで、
あらましは知らせるけど、
住民のほとんどは内容を知らない。
例えば、広報に市長の所信表明が
載せられていても、
きちんと読む人は少ない。
従って、パブリック・コメントを募集しても、
意見の提出者は非常に少ない。
皆さまのまちも同じだと思います。
どうしたら、いいのでしょうか。
パブリック・コメントの前に準備期間をつくり、
ボランティアのサポーターを募集して、
数回の勉強会などして
施策について、口コミで説明やお知らせができるように
関心を高めてもらい、
同時に、パブリック・コメントの提出者が増えるような
企画を実行していくのです。
いろいろな方法があります。
例えば、フェイスブックなどのSNSを使うとか、
ラジオに出て、呼びかけるとか、
ケーブルテレビを使うとか、
自治体の広報や掲示板やホームページも使えます。
口コミが一番です。
知人から誘われれば、無視はできません。
方法は沢山あります。
人により得手不得手があるので、
各人が得意なところをやればいいのです。
そうすれば、返ってくるコメントも増えるでしょうし、
自治体の運営に関心を持つ人も増えます。
きっと、自治の質も向上するでしょう。