地方創生と少子化対策は、国も地方も重要課題。
相互に関連している。
島根県のある村は、日本一の子育て村を目指して色々なことをしている。
村のことだから、大きな予算はない。
子どもを含む母子家庭などに、
住居や仕事を用意し、
子育てへの支援は特に丁寧という。
年に数家族程度が受け入れの限度かもしれない。
仕事などは当人の好みもあるので、
ぴったりマッチする仕事があるかどうかは分からない。
しかし、この村の施策は成功しているようだ。
「子育て日本一のまち」があったら
移住したいと思う人たちもいるはず。
まず、住居が準備されている。
空き家を改修したものだ。
家賃はタダ。
仕事も沢山ある。
専門的な技能がなくても、
やってみたい仕事を基礎から教えてくれる。
乳児を抱える母は、育児手当で半年は育児に専念できる。
幼児や子供たちへの保育や教育支援は高校卒まで手厚い。
母親は安心して子育てできる。
医療と福祉と介護と教育が連動しているまちだ。
このまちでは、
子どもが生まれる前から、担当者が定期的に家庭訪問する。
妊婦の心の安定。誕生した母子への支援。
母と子が社会から孤立しないように、多様なサポート。
地域の中で母親たちのグループづくり。
子どもたちの仲間づくりが特に大切。
虐待やいじめは
孤立や不安から生じるからだ。
子どもが高校卒業するまで、
様々なサポートが続く。
教育は、子どもの自立が目的。
高校卒業すれば、自分の意思で進路が判断でき、
進学も就職も自分の思いで決められる。
兄弟や親のために進学断念、などはない。
子育て日本一のまちだ。