先週でラブソングが終わった。
さくらさんの吃音が、あまりに自然、
本物の吃音者のようで、私は感激した。
吃音者の自助団体(全国言友会)発行のニュース、
7・8月号に、主演の藤原さくらさんへの
インタビュー記事が載っている。
言友会では、台本のさくらさんの台詞の全てに目をとおし、
自然な吃音の表現になるよう、
細かい修正や演技指導したというふうに書かれていた。
道理で吃音が上手なはずだと思った。
さくらさんは吃音の経験者だろうかと錯覚したくらい。
発達障害者支援法で、吃音も障害と認定されている。
当然、障害者差別解消法の対象である。
吃音者は、これから、職場や学校で、
吃音者への合理的配慮を求めていかなくてならない。
今までのように吃音を隠して、
独りでじっと我慢して耐え忍んで
生きていかなくても、いいのだ。
吃音であることを、堂々とカミングアウトできる時代が、
やっと訪れつつあると感じる。
まだ先は長いが。
吃音は、外から見てすぐ分かる障害ではない。
本人が隠せば、誰も気づかない。
高次機能障害や精神疾患などと似ている。
学校や職場で吃音者が
普通の人に混じって生活するとき、
コミュニケーションが円滑にいかないことが起こる。
そういうとき、職場環境などで、
合理的な配慮がなされるなら、
吃音者も、働きやすくなるのではないかと思う。