2016年5月のブログ

(天使と暮らして)

 

娘は右半身麻痺。

しかし、右足はほんのちょっとだが動く。

車椅子に座ったままで、

右足を上げる運動を毎朝する。

足先が最大10cmくらいは上がる。

20から30回くらいできる。

 

左手で手すりをつかみ、

立ったままでの膝の屈伸ができるようになり、

約2年近くになる。

こちらも腰が10cm沈む程度の動き。

だが、右足に体重をかけることはできない。

左膝で体重を支えて屈伸。

右膝の屈伸は外見だけ。

 

何とかして

右足に体重をかけることができないか、

いろいろと工夫しているが、うまくいかない。

 

先月から、

屈伸のとき、

右足の膝を私の両手でしっかり包み、

屈伸に同期して、

右足に私の腕力で体重をかけている。

 

娘は体重がかかっていると、言う。

効果があるかどうかは分からないが、

しばらく続ける予定。

毎日数回している。

 

病気はどのようなものも、人により様々。

同じ病でも、全く異なる対応を要する。

娘の病気も、娘しか当てはまらない特殊性がある。

リハビリも先達のない道。

病気の個性は深淵で、医学も限界。

だからこそ、

親はやりがいがある。

 

もし、娘の脳障害が軽ければ、

長嶋さん程度だったら、

娘も自分で意欲して、

右足麻痺があっても、

右足に体重をかけるリハビリができるのだろうが。

 

今、娘は、感覚のない右足に体重をかけるのが、

怖くてできない。と言う。

 

体重をかけることができれば、

運動筋の神経系も、少しづつ、つながり、

働きはじめるかもしれない。のだが。

 

気長に試みるしかないと思う。

 

つづく