2016年5月のブログ
(天使と暮らして)
娘は最近、
「何もかも悟った」「坊さん」と
よく言う。
半身麻痺だが、麻痺側に痛みやしびれが
起こりやすくなっている。
夜間の寝返り時は必ず起こる。
そんなときは、「仕方ないね」と言う。
しかし、病気という自覚はほとんどない。
普段は「至って健康」なのだ。
病識がないので、娘は
自分の病気管理ができない。
体調維持のためのカロリー制限や、
自宅でするリハビリのメニュ、
娘が楽しめる日課の作成は親の役割になる。
リハビリの一つが、
毎日、エンピツで書く日記だ。
左手機能の維持が主目的。
日記の項目は毎日、ほど同一。
親や兄弟の名前。
住所や電話。
重要事項を娘の脳に記銘させるために、
毎日同じことを書かせている。
備考欄に前日の出来事を書きとめる。
例えば、
「昨日の夕食は外食、焼き鳥をたくさん食べた。
おいしかった」などと。
親が書いた手本を見ながら書く。
丁寧な字で書くので半時間近くかかる。
日記を書いたあと、
声を出す練習として読み上げをさせる。
毎日書く重要項目は暗唱できるが、
日付や備考欄は読めないので、
文を短く区切って、発音練習する。
自宅では、退屈させないのが親の方針。
起床して寝るまで、
娘が楽しめる時間の過ごし方をしている。
「幸せ」「充分よ」と
よく口にする。
つづく