もし、
声が出なくなったら、
言葉が思うように口から
出せなくなったら、
あなたは、どうされます。
仕事が今までのように
出来なくなります。
学校では友達との付き合いや、
授業での発表などが
当たり前にできなくなります。
声が出ない、
言葉がうまくしゃべれないから、
簡単な挨拶も言えなくなります。
子どもが、おつかいで店に行っても、
用件を口に出せなくて、
顔を真っ赤にして、もじもじ。
相手の人は、
何を言おうとしているのか、
分からなくて、とまどいます。
吃音は幼児期に始まることが多い。
20人に一人という確率とか。
発話の意欲に対して、
発声器官と脳神経の複雑な連携のどこかに、
発達バランスの乱れがあるのが原因の一つと
言われている。
多くは自然治癒するが、
慢性化する人(人口比約1%くらい)では、
様々な二次的症状が伴う。
私の場合は、10歳でどもり始め、
中、高、大学の青春時代が大変だった。
大学は中退。
20代は職歴20以上のフリーター。
電話が特に難関。
彼女に電話する時の緊張。
親が出て、
「どなたですか」と返されたら。
もちろん、自分の名前は出てこないから、
あれこれ、うー、とかアーとか
ごまかし、ごまかし。
やっとのことで
自分の名前の最初の言葉を出す。
しかし、名前全部を出すには
まだ
至らない。
そして、
用件のかけらでも言えたら
大成功。
すべてが、こんな調子。
私の場合、
吃音のお蔭で、
腹筋が強くなった。
無理やり声を出そうと、
お腹に力を込めるから。
長くなるので
続きはまた。