「中村天風の生きる手本」宇野千代著
三笠書房の文庫
を読んだ
ただ一度の人生を
完全に活きる
92歳で死ぬまで
人が生きるとは
どういうこのなのかを
身をもって証明したひと
病や不運に苦しみ悩み心配する人に
対して
明確な処方を提示している
人は物質でできているのではない
こころが人を作っている
人は悩み苦しむために
生まれてきたのではない
人の生きる意味や目的は
その人でなくてはできないこと
特別な価値や尊厳を実現すること
人は皆、誰も、その人に特有な
輝くものをもっている
できるだけ早くそれに気づき
その輝きを
より大きく、美しいものに
成長させていく
それが
人の生きる意味
苦しみや悩みなどは
たちどころに消え去ると
自身の体験から
彼は断言する
すばらしい人だ
ただ、私のような凡人に言わせると
彼の言葉を
そのまま
実行するのは難しい