こんばんは。


愛知県名古屋市千種区池下にある算数専門の個別指導塾、りんご塾覚王山校の呉屋です☺︎🍎





今年の第16回キッズBEE問題の感想と分析です。



 


 

 


上のツイートに同感です。

今年のキッズBEEは難しかった。


過去最高難度と言ってもいいかもしれません。。



「キッズBEE開幕1番2番から一見なごやかに見えて全然違う」


いやぁ、本当その通りです。笑




開いた瞬間、ぱっと見なごやかそうに見えるのに!


全然なごやかじゃありませんでした💦




問1は一見簡単そうに見えて、慎重に解かないと間違えやすい。実際生徒たちの解答は結構割れていました。


問2も知識がないと難しいかも。



問1はまだしも、問2は比の感覚がない低学年の子にはピンとこないだろうなぁ。。という感想です。

比の感覚がピンと来ない低学年の子に教えるなら、「黄色が○こ分増えると赤が△こ分増える」の説明をするしかないのかなぁ、と思っています。





③だけはホッと安心できるサービス問題✨




 



問4は、知識がなくても、解ける問題ですね。


かと言って、簡単か?というと、そうでもありません。

それなりに読解力が求められますし、気をつけないと解答を書き間違えるミスも起こりやすいかもしれません。


問題の意図を正確に読み取れたかどうか、とりあえず手を動かして試行錯誤できたかどうか、ではないでしょうか。








問5も、難しい。。


これも、知識とテクニックがない低学年の子が答えを導き出すのは難しいでしょう。


また、文章を正確に読み取らないと、形を勘違いしたり、周りの長さがどこなのか間違えやすいと思います。


X.Yの文字式に置き換え&方程式を知らない小学生の子は、記号で置き換えて式を作るか。


うーん、その方法でも、難しい。


問7に続く正答率の低さになるのではないでしょうか。


「10cmより小さい」に着目して先に赤い正方形の一辺の長さの当たりをつけて、そこから逆算する方法の方が、低学年の子にはピンとくるかもしれません。


この時「赤の正方形の一辺は8cmくらいかな?」と勘で当たりをつけられた子は、センスがあります。

(奇数だと、青の正方形の一辺が小数になってしまうので、偶数で大きめの数でまず設定するのが良いでしょう)








問6の順位も複雑です。


情報量が多く、低学年の子が正確に整理するのは大変です。


闇雲に考えてもなかなか当たらず、どこから考えると選択肢を絞れるのか、そのポイントに気付けるかどうかが大きいです。


これは部分点がもらえたら良いですが、完答のみ正解になるのでは...と震えています。









問7のコインも、中受問題を先取りして解いている知識がある子じゃないと、ゴリ押しで解くのは大変。


このタイプの問題は、中学受験でも出てくることがあり、(なんなら高校数学の範囲でもありますね)


テクニックを知っていれば、計算式で解けます。


でも、低学年でそれを知っている子は相当少ないでしょうし、知識のない子がゴリ押し(全て組み合わせを書き出す方法)で解くには、60分の制限時間内ではなかなか大変かと思います。


⑴はまだしも、⑵はまず無理でしょう。


問7に関しては、中学受験対策をしている6年生でも、半分が解けるかどうか?くらいの難易度かと思います。



と思ったら、同じことを書かれている方がいらっしゃいました。。


「灘中の入試問題より難しかった」そうです。

いやぁ、そうですよね。。


灘の1日目過去問よりも難しい問題がキッズBEEに出てきた


キッズBEEと灘の問題が似ている件について




また、試験監督中に気付いたのが、みんな割と序盤で問7の難問に取り組んでいるな、ということです。



なぜなのか。


おそらく、問7は問題の意図自体はシンプルで理解しやすく、一見簡単そうに見えたのだと思います。

(硬貨の組み合わせで35円を作る。低学年の子でも、イメージしやすいですよね。)


でも、解きはじめたら思ったより時間がかかって、まだ解けそうだった他の問題を考える時間がなくなった、という負のループに入った子はいたと思います。



ただ、それも、日頃から私たちが授業中子どもたちに「問1が簡単で1番最後の問題が難問とも限らないから、出来そうな問題からやるんだよ」との声かけをしていたことを、子供たちがきちんと聞いていて実行してくれた、とも言えます。


それは、指導者としてはとても嬉しいことです。



「後半の問題は難しい」という固定観念にとらわれず、チャレンジできたということ。





本当サービス問題は3だけでした。




昨年のキッズBEEは比較的易しく、知識がない低学年の子でもなんとか感覚で解ける問題が序盤に出てきていたのですが、

今回は序盤から知識がないと解けない問題、後半に至っては、中学受験の勉強を本格的にしている高学年の子がテクニックで解くタイプの問題もありました。


今回、特に問2、問5、問7を正解できていた子は、低学年にして、小5〜6で取り組むような中学受験向けの問題を日頃から先取りしていた子かなぁ、と思います。



知識やテクニックがない低学年の子でもその場で試行錯誤すれば解ける可能性のある問題がもう少しあったら良かったなぁ、と指導者の立場からは思ってしまいます。



というのも今回、りんご塾覚王山校から受験した子の中には、1年生や2年生でチャレンジ受験した子、3年生で初めてチャレンジした子がたくさんいました。
 

「はじめての算数オリンピックでこんなに難しい回に当たってしまった...」

「こんなに難しい問題をさせてしまって、自信をなくしはしないだろうか...」 

と心が痛みます。



それでも、そんな難問から逃げ出すことなく60分間、時間いっぱいまで一生懸命向き合っていたみんなの姿が、今でも目に焼き付いています。




本当に、素敵でした。





最後に、今年の平均点と通過ボーダー予想です。

今年のキッズBEEは過去最高難度と言っていいほど難しかったのではないでしょうか。

平均点は30点台、予選通過点は50〜55点前後になるのでは、と予想しております。
(個人的な予想ですので保証はできません...悪しからず)


が、今回に関しては例年の基準があまり当てにはならず、大幅に外れる可能性も。

問題数が例年より少ない(7問でした)ため、その分1問あたりの配点が高くなり、グンと平均点が下がる可能性も...


あとは、問6が部分点がもらえる問題なのか、気になっています。
もらえるなら少し平均点も上がるかもしれません。



また、年々キッズBEEの参加人数が増えていると聞いています。

人数が増える=受験層が広がると、平均点や通過点が大幅に上下する可能性もあるわけです。


そうすると通過人数の割合が例年とは変わる可能性、過去の基準も意外と当てにならない可能性もあります。



というわけで、正式な結果発表は26日(水)ですので、信じて結果を待ちましょう。




りんご塾覚王山校はトライアル会場となっておりました🍎







りんご塾覚王山校では、6/20(木)~7/20(土)の期間中、キッズBEEトライアル通過者向けに【算数オリンピックファイナル対策講習会】を実施いたします!




詳細はこちら






 【夏期特別キャンペーン】通常価格の40%オフ!!


お得な体験コースはこちら





  


《りんご塾の夏期講習会 レギュラーコース》



 

算数オリンピック対策をしたい方、本格的にりんご塾の授業を体験したい方向けのコースです。


りんご塾の夏期講習会 詳細・申し込みはこちら






昨年の算数オリンピックは、覚王山校から初の金メダリストを輩出しました!!

 

今年の算数オリンピックは、覚王山校で一緒に金メダルを目指しましょう!!

 


 




算数オリンピック専門塾×個性ある子のための学習塾

 


りんご塾覚王山校は、『個性ある子のための学習塾 フォレスト個別指導塾』と併設しております。

"お子さまの個性・特性に合わせた指導"ができるりんご塾は、覚王山校だけです。

 

 

 

    

🍎りんご塾 覚王山校🍎

名古屋市千種区1-4-5 川辺318ビル6A

 
電話番号:052ー715ー7858
※フォレスト個別指導塾に繋がります
「りんご塾担当 呉屋(くれや)」とお伝えください
 

 

 
 
 
\無料体験受付中/

お問い合わせはホームページの問い合わせフォーム、公式LINE、またはお電話でお気軽にどうぞ☺︎♪