東京オリンピック競歩 世界で何がおきているのか!? | 園原健弘 アドベンチアーズ!

東京オリンピックも最終盤戦。

 

金メダル期待の競歩!

20KMで銀、銅

50Kmで6位入賞

 

東京五輪以前なら、最高の成績。偉業!という感じですが、今の日本競歩チームからすると、目標未達!というところでしょうか。

私も含めた外野関係者は20Km50KM金メダル確実、メダル独占!などと安易に想定しておりましたが、「甘かった!」というところです。

 

それでもメダル獲得、入賞1は陸上チームにとって救世主になっているのではないでしょうか?

 

選手、スタッフには「よく頑張ってくれた。凄い選手達」と心より敬意を表します。ただ一番悔しいのは本人たちで、「よく頑張った。」で納得する選手は少ないでしょうね。実力もある、地の利もある、実績、経験もある。それでも金メダルに到達できない。

 

金メダルはイタリア、ポーランド。競歩大国復活。過去にオリンピックでいくつもの金メダルを獲得しています。今回も万全の準備でした。

それにしてもイタリア強い。イタリアの全体の監督はラトーレ先生(わたしは全く面識ありませんが)で元競歩のコーチとのこと。何となく嬉しい。

 

 

レース展開は予想通りで、その展開に対応できるトレーニングはしていたのに。その勝負所で負けた、その勝負に参加出来なかった。この差は何なのか分析したいところです。(三浦コーチがしてくれると思いますが。)

 

昨日の400Mリレーもそうですが、圧倒的力を持って余裕をもったレースをするということに尽きる。ということですかね。

ギリギリの力だから攻めたバトンパスの選択しかない。だから失敗する確率も十分ありえる。入賞を狙わず金メダルを狙いに行って出た結果。今の力にあったレースをするという選択もありましたが。

 

競歩もリレーも前回メダルを取っているので、金メダル以外は評価されないという雰囲気もありましたね。

 

こうした積み重ねが金メダルに繋がっていくのだと思います。

 

オリンピック開催で「世界で何が今起きているのか!?」それを知る大切な機会です。

競技に限ったことだけでなく、社会、経済、思想。「井の中の蛙大海を知らず。」にならないように。

 

選手、スタッフの皆さま有難う。十分我々の期待に応えてくれた素晴らしい成績でした。