小さな自己超越体験:雨中の15KM走 | 園原健弘 アドベンチアーズ!
本日は、川崎・錦糸町講座の2011年度最後の講座。

最終レッスンは皇居20Km走と思っていましたが、前日から天気予報悪く、開催可否迷いましたが雨天決行。

10名のみなさんが参加してくれました。皇居デビューの人もいました。

「マラソンってこんな雨でもやるんですか?」
「やりますよ。よっぽどひどい台風か地震、大雪以外なら、相当な土砂降りでもやりますよ。」

「雨の中でも練習した方がいいんですか?」
「楽しみのために走るなら、わざわざコンディションの悪い時に走ることはありませんが、トレーニングとしてなら、雨でも普通に練習しますよ。」

と皇居に向かいながら会話。

「雨なので、1周で終わりましょう。その後、もう1周いけそうなら10KMまで行きましょう。」

とスタート。

1周終わったところで、私は終了。しかし、ほとんどの方がもう1周。

10KM終わったところでみんな止めるかな。と思って待っていると。

「もう1周行っていいですか?」
「いいよ。」

そうだよね、A君は力あるからこれじゃ物足りないよね。と思っていると。

2番手のTさんも「もう1周行ってきます。」

その後も続々と「もう1周行ってきます。」宣言。


雨中はランニングハイになりやすいですね。

人間は過酷な状況や実現困難な状況に立ち向かって、それが少し苦しいくらいのレベルでの挑戦であれば力がどんどん発揮できます。

おおげさな言い方をすれば、自己超越体験による、恍惚感が出て普段よりも力が出せる感覚です。


今日、雨 普通はこんな日は走らないよね。

えっ?走るの?

やだな~。でもしょうがないな~。

走る覚悟を決める。

走りだしたら、思ったほど苦痛じゃないぞ。

誰も走っていない皇居で私は頑張ってる。

頑張れるんだ~私。


こんな小さな成功体験、自己超越体験の積み重ねですね。

最近世の中、過保護ですからね。

ちなみに、今の私は雨中のランは苦痛ですが、現役時代は、雨中の練習は好きでした。
この努力が夢に近づけてくれるような気がして。


終わっての、神田のマーボ豆腐美味しかったですね。

1年間ありがとうございました。