NHKあさイチなどでおなじみの平成帝京大教授渡會先生による
肩こり改善教室:ワタライメソッドを以下の通り開催いたします。肩凝こり、首こり、腰痛などお悩みの皆様是非どうぞ。
【日時】8月27日(土)13:30~15:00
【場所】神楽坂クイックフィット
【募集】先着先着20名 どなたでもご参加いただけます。
【参加費】¥2,000
【お問い合わせ・お申し込み】sono0629@aol.com 園原まで。
渡會公治教授プロフィール
現在平成帝京大学教授、東京大学大学院准教授. 専門:スポーツ整形外科 経歴 :1947年生まれ。75年東京大学医学部卒業 東京大学医学部附属病院(整形外科・ せきつい外科;スポーツ外来) マリノスの前身日産サッカー部のチームドクター。
<以前あさイチで先生が担当された内容は以下の通り>
今回のテーマは、「肩こり」と「五十肩」。“長年、めまいがするほどのひどい肩こりに悩まされている”“ある日突然肩が上がらず激しい痛みが・・・”など、肩のこりや痛みに関する悩みや不安はありませんか?ためしてガッテンでご紹介し、大反響をいただいた、スッキリ完治するタイプの“肩こり”のメカニズムと対処法、若くてもなってしまう五十肩の予防と改善のための体操など、肩こり五十肩に関する最新情報をご紹介しました。
“完治する”肩こり「胸郭出口症候群」今回、番組で、「完治する肩こり」と呼んでいたのは、「胸郭出口症候群」(きょうかくでぐち・しょうこうぐん)いう疾患です。
いわゆる普通の肩こり、つまり姿勢の悪さや運動不足、ストレスなど、原因が複雑に絡みあって起きる肩こりとは異なり、明らかな原因となる病巣が認められる疾患としての肩こりの一つです。
熊本大学医学部整形外科の臨床データより、この疾患の患者844人のうち、95.7%が完治、あるいは大幅な症状の改善が見られたという報告に基づき、今回、「完治する肩こり」と、呼ぶことにしました。
「胸郭出口症候群」ってどんな病気?「胸郭出口症候群」は、鎖骨とろっ骨の一番上(第1ろっ骨)の間(胸郭出口)を通る神経や、血管が、鎖骨や筋肉によって「圧迫」、または、「引っ張られる」ことによって起きる肩こりや痛みなどです。
特徴的な症状として、肩のだるさや重みのほか、腕や手のしびれ、首の痛み、頭痛などです。発症してからの期間が長くなるほど、しびれなどの肩こり以外の症状や、めまい、頭痛、吐き気などの自律神経症状がひどくなるという報告もあります。
また、荷物を下げる、重い物を持ち上げるなど、腕が下に引っ張られるときに、とくに症状がつらくなることも、特徴です。
患者のピーク年齢は20代から30代ですが、どの年代でも、「胸郭出口症候群」が起きる可能性はあります。
また患者の7割は女性で、なで肩で、筋肉量が少ないやせ型の人がなりやすいと考えられています。
一方、男性でも、いかり肩で筋肉質の人は、筋肉によって、神経や血管が圧迫されることによって、症状が出る人もいます。
またまれに、ろっ骨などの変形(先天的、あるいは事故などの後)によって、症状が現れる人もいますが、患者全体の1割未満です。この場合、手術などの、外科的治療が必要です。
熊本大学整形外科の調査では、肩こりを訴え整形外科を受診した患者の4人に1人が「胸郭出口症候群」であったと報告されています。
胸郭出口症候群の見分け方番組でご紹介したのは、整形外科で行われる一般的な診断法の一つ、「Monley(モンレイ)テスト」と呼ばれるチェック法です。
鎖骨下を通る神経を軽く押してみて、痛みが出るかどうか、テストします。押す場所は2か所
(1)鎖骨の内側の先端から、くぼみに沿って、指4本分外へ。
鎖骨の内側の先端に小指をあてれば、ひとさし指が当たるあたりです。
(2)(1)の場所から、指3本分真上。首のつけ根のあたりです。
筋肉が軽くへこむ程度のごく弱い力でやさしく押してみて、痛みや、腕に走るようなしびれなどが出れば、「胸郭出口症候群」の可能性が高いと考えられます。
また、そのほかのチェック法として、腕を下に引っ張ったときに、痛みが出るかどうか、なども、簡単に行えるチェック法の一つです。
このようなテストで、胸郭出口症候群が疑われた方は、一度、整形外科や肩関節の専門医がいる
病院や、肩こり外来を受診してみることをおすすめします。
胸郭出口症候群の治療法ろっ骨や首の骨の変形が伴わない場合は、手術などの外科的治療を行うことなく、保存的治療のみで治療が行えます。
保存的治療のみで症状が改善する患者さんはおよそ9割です。
治療は、鎖骨や肩甲骨が下がらないようにする姿勢矯正と、鎖骨や肩甲骨を持ち上げる筋肉をつける運動療法が中心です。
姿勢矯正は、鎖骨を持ち上げ、胸を開くような矯正バンドを用いることが一般的です。
効果的で行いやすい方法は、「壁押し腕立て伏せ」です。
壁から、腕の長さ分、離れた場所に立ち、わきを締めて、壁を押し、腕立て伏せを行います。
目標は1日100回、1回の回数は少なくてもかまいません。
こうした治療を3か月続ければ、症状は大幅に改善します。
ご自宅で、この治療を続けるほかは、1か月に1度、整形外科を受診し、治療の進行具合を確認する程度です。