やる気が足りない、
もっと頑張らなければ。
そう思っていた時期が、
私にも長くありました。
現役時代、
私はメキシコで合宿をしていました。
倒れるまで追い込み、
練習が終わるたびに
「あー、疲れた……」
と口にしていたのを覚えています。
一方で、
同じメニューをこなしていた
メキシコ人選手たちは、
なぜかずっと笑っていました。
「NO疲れた。
ヨ・フォルテ(私は強い)」
そう言いながら。
彼らの方が、
楽をしていたわけではありません。
ただ、
やる気で動いていなかった。
リズムで動き、
構造の中で動き、
感情を燃料にしていなかった。
その違いに気づいたとき、
私は初めて、
「頑張る以外の進み方」があることを知りました。
やる気は、
あってもいいし、
なくてもいい。
問題は、
やる気がないと止まってしまう構造です。
立て直せない構造です。
私は今、
勝ち続けているわけではありません。
結果を問われる現場で、
うまくいかない日もあります。
それでも立っていられるのは、
戻れる構造があるからです。
歩くこと。
呼吸を感じること。
ズレたら、戻すこと。
それだけです。
このブログや、
この先に置いている言葉は、
人生を変えるためのものではありません。
人生に戻るためのものです。
必要な人とは、
歩きながら、
静かに話しています。












