子供を持つ前は、他人の子育てに関して実際口には出さずとも、これは甘やかしすぎなんじゃないか?とか、厳しすぎるんじゃないか?とか、もっとかまってやればいいのにとか、いろいろ思ったものだけど。
いざ自分が親になってみると、なかなか理想通りにはいかないものだということが分かった。
以前こんな場面を見た。
夫の従妹の3歳の息子が、大人のアペリティフ用のスナック菓子を際限なく欲しがり、最初はダメ!と言っていた従妹、「これで最後だから!」と泣きつく息子の言葉を信じて、「じゃこれで最後よ」と許してしまい、結局、2回目3回目の「最後」があり、ぜんぶ許してしまうのだった。
それを見て、あーもうなんで許すかなあ!!とイライラしたもんだ。
でも今では従妹の気持ちも少しわかるようになった。
最近、気に入らないことや思い通りにならないことがあると、癇癪を起して泣き叫んで暴れることがあるマクシム。
癇癪なんて不快だから聞きたくない、聞かないためにはマクシムの思い通りにさせるしかない、と
でもそれじゃあ我儘放題の自分勝手な人間に育ってしまうので、他の遊びやおもちゃを見せたりして、癇癪の原因になった物事から気をそらせるようにしている。
夫はイライラを抑えつつ、どうしてマクシムがしようとしていることがダメなのか根気よく説明したり、妥協案を提示したり、時にはダメなものはダメ!終わり!とだけ言うことも必要だと言っている。
夫の友人Fと妻のMには3歳半の娘がいる。
「2歳になるまで娘は理想的な赤ちゃんだった。でも2歳過ぎてからは言うこと聞かなくなるし、夜泣きが始まるし、急に大変になった。」とMは言う。
数か月続いた夜泣きの時期、数日間いっしょに過ごしたことがあり、夜泣きの大変さを目の当たりにした。
一晩のうちに何度も泣き叫んでは皆を起こす娘にMはうんざりして、「いいかげんにしなさい!お母さんはすごく怒ってるのよ!!」と怒りぶちまけていた。
怒られた2歳児が、はいごめんなさいと泣き止むわけもなく、ますます泣き叫ぶばかり。
私も夫もそれを見て、子供は安心させてほしいのに、怒ってるなんて言ったら逆効果だろうになあ、と思ったものだ。
でも今ではちょっとその気持ちもわかる。
マクシムに癇癪起こして泣き叫ばれると、なんで泣くの!?やめてやめてー!!と腹が立ってくることもあるから。
でもそこはやっぱりぐっとこらえて、冷静に対処するべきなんだろうなあ。
難しいけど。
この夫婦、ほかにも反面教師にしたい部分が盛りだくさん。
年末に彼らのうちへ泊りに行ったとき。
なんでもかんでも禁止したり、小言をいったり、とにかく娘をなるべく厳しくしつけたい母親Mと、寛大でおもしろくていっしょに遊べるお父さんでいたいF。
この二人が娘のしつけを巡って、娘の目の前で頻繁に喧嘩を始めるのだ。
ダメ!という母と、そのぐらいいいじゃないかという父に挟まれて、娘の頭は混乱してるんじゃじゃないかなあ。
その影響かどうかはわからないけど、この娘、ときどきボーっとして周りが彼女に話しかけても聞こえていないようなときがある。
心理学的なことはよくわからないけど、無意識のうちに両親の喧嘩から自分の身を守るために自分の殻に閉じこもってしまうとか?ありそう。
娘に対して夫婦で違うことを言うのがよくないっていうのは、Mは自覚しているんだけど、それをやめることはできない。
周りからみればはがゆいけど、家族の問題は家族でしか解決できないので、私たちは立ち入ったことは言えない。
というか、明日は我が身。
我々夫婦だって意見が一致しないことは多々ある。
でも少なくともマクシムの目の前では喧嘩しないようにしたい。
魔の2歳までまだ半年あるけど、今から心の準備をしておかねば。