昨夜は夫は会議で遅くなる、私も仕事ということで、近所に住む友人Nにマクシムを預かってもらうことになった。
Nにはマクシムより3か月年上の女の子がいるので、お互いいい遊び相手になるだろうと、彼女も乗り気。
心配なのは、マクシムの人見知り。
もう2か月通っているアルトギャルドリーでさえ、毎回私が去る時には大泣きをするのだから。
たまにしか合わないNに対してどんな反応をするのか。
これまでは親族にしか預かってもらったことはないが、誰も都合がつかないので、ほかに選択肢はない。
耐えてくれろ、マクシム。
夕方、ミルクやおむつや着替えの準備をしてN宅へ。
玄関ドアを開けたNを見たとたん、預けられることを察したのか、私にぴったりくっついて大泣きし始めるマクシム。
小学校の教員であるNは、さすが子供に話しかけるのがうまい。
すぐに笑顔を見せるマクシム。
でも私から1ミリたりとも離れようとしない。
最近、車が大のお気に入りで、街中や、本で車をみるたびに「バーチュー」(voiture車の意)と言いながら指さすのだけど、やはりNが取り出した車のおもちゃにもすぐさま反応、手に取って、「ブーブー」と言いながら遊び始めた。
今がチャンス!と私はこっそり立ち上がって、そのまま玄関ドアを開けて立ち去ったのだった。
仕事を終え、20時すぎに帰宅。
夫が会議の後マクシムを迎えに行くことになっているので、ほんのひととき自分の時間ができた。
最近ゆっくり楽しむ暇もなかった料理でもしようと、サバと豆腐の味噌煮をつくり、ビールで一息つく。
そこへ夫とマクシムが帰宅。
どうやらマクシムはリラックスとは程遠い状態で、ぐずったりしていた模様。
女の人より男の人が好きなマクシムは、やはりNの彼氏Sの方によりなついていらしい。
彼らの娘セレーヌちゃんといっしょに遊んだり、お風呂にも入れてもらったようで、なかなかいい体験になったんじゃないかな。
しかーし!
私が何も言わず去った直後、私がいないのに気付いて、私が座っていたソファーを指さして「ママンはどこ?」という顔をしたり、アパート中のドアを開けて私を探し回ったらしい。
嗚呼、マクシムったらなんて健気なの!
泣けてくる!
ごめんよ寂しい思いさせて!
夫がこう言った。
「去る時はちゃんとさようならを言うべきだ、じゃないとパニックになっちゃうし、現れるのを待ち続けちゃう、さようならを言えば、その瞬間は泣くけど、気持ち切りかえて遊びに集中するものだ。保育士もそう言ってたよ。」
なるほど、そうか。
去るのを見せると泣いてすがりついてくる、それを無理やり引き離すのはつらい、と思って黙って出てしまったけど、逆にそれは良くないのね。
わかったマクシム!
お母ちゃんが悪かった!
これからはちゃんとさよならするからね!
ぎゅーっと抱きしめてビズの雨を降らせて、マクシムにもビズをしてもらって、明日はいーっぱい甘えさせてあげよう、と誓う新米ママンであった。