イベントバナー


以前、勤務していた会社がInstagramを始めました。



働いていたビルなどをアップしてくれていて「あー、この場所好きだったな〜」とか思いながらニタニタしています。



ドラマのような華やかな世界に憧れて、身一つで飛び込んだ世界。



華やかに見える業界も、実際働いてみたら地味で地味で(笑)



たぶん、他人から見たら華やかで楽そうに見えていたと思うけど、内情は体力的にも精神的にもかなりハードで。



結構メンタルけずられました。



でも就職活動をしているときに「これやってみたい!」と思えて自分でやる!と決めたことだったので、その仕事に就けたのは非常にラッキーだったと思います(超氷河期の最後のほうだったから選り好みしている場合じゃなかった)



入社試験の筆記試験のとき、40〜50人一緒に受けたのだけど、私は遠方からの受験だったからか人事の人が私だけ試験会場に残して「コーヒーを飲んで行きなさい」とおっしゃって。



人事の人がコーヒーを入れてくれるのを待っている間、ふと会議室の窓から見た景色がとても綺麗でした。

(都会の超高層ビルの一室から)



「この景色の中にいる自分と、この景色を知らずに生きていく自分。どちらが良いだろうか?」と自問自答したのを覚えています。



地元から離れ、親戚も友達も知り合いすらもいなかったので、本当になにを考えてるんだ?って感じでしたが即答で「この景色の中の一員になりたい!」と思いました。



その後、コーヒーをいただきながら、人事の人に「必ず親から了承をとること。親の反対がある場合は内定は出せないよ」と念押しされました。



遠くから採用する場合は、大切な子供を預かるということで「親が賛成してくれること」を非常に重要視していたようです。



その後、面接などを経て、無事に内定をもらうことができ、就職。



最初はノイローゼになるんじゃないかと思うほど、大変な研修が数ヶ月続き、、、。



割と早い段階で「この世界は華やかに見えるけど、超絶地味な世界だ!」と気づいてしまい絶望(笑)



数年間、それなりに頑張って働いたあと、管理部門への職種変更を希望し、事務方へ転向し異動しました。

(若いうちしかできない職種だと思ったので、早いうちに長く続けられる管理部門へ)



しんどかったことも、楽しかったことも、片思いをして玉砕したことも、Instagramみてたら思い出しました(笑)



ドラマのようなキラキラしたOLさんになれたかというと微妙だけど、あの経験ができたことは人生の中ではものすごく自信に繋がったと思います。