(過去のお話です)

穴がふさがったかどうかの確認をする大腸カメラ。





健康診断などで大腸カメラをする場合、前日からご飯は食べない。





当日は朝から下剤でお腹の中を空っぽにするという処置が多いみたいですね。






私の場合は、すでに人工肛門で大腸を使っていないので絶飲も絶食もなく、普通の生活を送ったままで検査に行けばいいよーと指示されました。





だから、大腸カメラの待合室でも検査着にお着替えしたら準備オッケー!






お隣に座っている方々は、絶食と下剤ですでにヘロヘロの状態の方が多くて「やっぱり大腸カメラって大変なんだな」って思いました。






検査前の待ち時間にヘロヘロのおばあちゃんから「あなたは元気そうだけど、どうしたの?(どこが悪いの?)」と聞かれることもよくありました。





※このあとも何度か大腸カメラを受けることになります。






「出産のときに腸に穴があいちゃって。今は腸を使わないように人工肛門なんですよ。だから、絶食もしてないし下剤もしてないから元気なんですよ~」





と説明すると涙を流して「大変だったのね」と言ってくださる方も何人かいました。






他人に涙をながされると、





『そっか、自分に起きたことって大変なことだったのね!』





と思うのですが、言われるまで本人が大変ことだとわかっていなかったりします。






私がのんきなだけかもしれませんが。






順番が来て、、、






検査の直前、肩のところに『腸の動きを止めるお薬』を注射します。






筋肉注射なのですが、コレが痛くて大の苦手でした。





注射をしたら、いよいよ検査の始まりです。






検査には、毎回主治医の先生が立ち会ってくれました。





検査台の上に横になり、横向きでお尻を出したら、あとはもう「お好きにどうぞ!」となされるがまま。





28歳(ギリ27だったかな?)で、こんなハズカシイ検査を受けるとは。






出産してたから、あちこち見られるのも慣れたというか、もうどうにでもなれー!ってヤケクソでしたね。





主治医の指示で内視鏡の先生がカメラを動かします。






肛門からと膣からとそれぞれカメラを入れて内部を見ていきます。





前回の大腸カメラのあと、穴の縫合手術のために会陰部やら肛門やらをメスで切ったり筋移植したりしているため、膣の入口は狭くなっています。





膣のほうからカメラを入れるときはベテランの先生ですらめちゃくちゃ苦労されていました。






私も痛かった~。






穴がふさがっているか確認するために、肛門のほうにカメラを入れて空気を送り込みました。






空気を入れた瞬間、膣のほうに空気が移動したのがわかりました。。。






ダメだ。。。






まだ穴があいてる。







今度は青い液体を流し込みます。






青色が膣の方に染み出てきました。






「目視では綺麗になってるけど、この辺に穴が残ってそうだね。。。」





主治医の声も暗くなります。






筋移植までしたから、穴はふさがっただろうと思っていましたが結果はダメでした。







また縫合手術を受けなきゃいけない。






入院。また息子と離れ離れ。







めちゃくちゃショックでした。