2歳目前に、イヤイヤ期に突入したときは、
わが子が「イヤ!!」と言った時には
とりあえず、【びっくり】のサインで驚いてみた。
それで、子供が笑うわけでも「イヤ」と言わなくなるわけでも決してない。
その【びっくり】のサインをしてみることで、親の私の気持ちが一呼吸つくことができるだけである。
だがそうすることで、「なにがイヤなの!!」という修羅場は回避できているように思う。
私は今こんな風にベビーサインには助けられている。
これは、1歳2か月の頃から、お手てで気持ちを伝えてくれたわが子と築けたコミュニケーションの賜物でもある。
時々、癇癪を起し、怒りながら【悲しい】とサインを見せるときがある。
これはとっても複雑な胸の内を表現していて切なくなる。
やっぱりまだ自分の思うように物事ができず、それでイライラするのだが
本当はできないことが悲しいのだ。
そのやり場のないもどかしい姿を叱ろうとは思わない。
月齢が低かった頃のように物を投げても、感情が育っているから【悲しい】と表現する。
その様子は切ないが、確かに成長している姿を見せてくれている。
そんなイヤイヤの姿をうれしく思う。
「今日、楽しかった?」
と尋ねてもわが子はフン?フン?フン?と言って応えてはくれない。
園の前で座り込んで、泣きながら引き離され、その時も泣きながら手を振るわが子。
その姿に後ろ髪をひかれない日はないが、すぐに登園が楽しくなるのだろう。
【楽しかった】とサインがでる前には、言葉でそれを伝えてくれるかもしれない。
親としても成長してこの時を振り返りたい。
ちょっと文体を変えて綴ってみました。