細川元総理、都知事選に於ける小泉元総理の応援演説を聞きました。

小泉氏は総理時代には良くも悪くも一世を風靡した方です。引き際の良さも好感を持たれていました。

このまま静かに余生を過ごされるのかと思いきや、何故か原発反対の旗を上げ、細川元総理を担ぎ出しました。

街宣では、細川元総理は、一億円の献金問題をひたすら弁明し、小泉元総理は原発の被害を言い立てています。

その被害というのは、福島原発の放射能が漏れた。安全神話が崩れた。などです。

福島原発の隔壁が水蒸気の圧力で壊れたにも関わらず、放射能が爆発したかのような印象操作をしていますし、漏れた放射能の量と実際の影響についてはスルーです。

同じ原発について田母神氏は諸外国に於ける安全基準値と、日本の安全基準値とを比較した上で、計測された放射能が、実際に身体に与える影響、核廃棄物が実際に出た量を具体的に検証し、その結果に基づいて論証し、チェルノブイリの爆発、メルトダウンとはまったく違うということを述べています。

次に小泉論は、原発は悪か正義か という極端な二者択一に持ち込み、今にも原発で都民が死ぬかのように恐怖を煽り立て、自分達を悪の原発をやっつける正義のヒーローに見立てる。という内容です。


しかし、これについても実際に原発の事故などで放射能を浴びて死んだなどという事は一例も無く、福島の農作物にも風評以外の被害はないのですが、それもスルーして「今までなかったから今後もないとは言い切れない」という論法です。

このやりかたは、郵政民営化のときも、道路公団の民営化でも使われました。でも、結局その詰めは官僚任せのザルで大失敗。それでも何とかなっているのは、現場の努力のおかげでしょう。 いいとこ取りをしている。と言われる所以です。

今回も原発廃止のプロセスは、有識者によるプロジェクトチームを組織し、その意見を聞きながら進めるそうですが、 それで原発即時0ですか?有り得ないでしょ??。
これって泥縄式とか言いませんでしたかしら。

因みに、
使用済み核燃料の処理法や原子力に変わる次世代発電エネルギーについては、原子力発電環境整備機構や東京大学の平沢冷教授、早野龍五教授、九州大学などによって、何年も前から研究を続けています。 またフィンランドやスエーデンなどとも研究成果を交換しています。

それに比べて、新たに立ち上げる東京都の原発廃止有識者会議が、一体どれだけの時間と予算を消費して、どれだけ有効な成果が出せると言うのでしょうか。まったく期待ができません。それなら消費と言うより浪費ですね。

仮にですが細川氏が都知事になったとします。

そうすると、細川氏は東電の株主として原発の廃止を提言することになります。
でも東京都の持ち株は3%以下なのだそうです。

一方、国の機関である原子力発電環境整備機構、原子力損害賠償支援機構が保有している株式は50%を超えるのだそうですね。 ですから、こちら側が「ご意見は賜った」 とだけ回答しとけ。と言われれば、そこまでの事になるのではないのでしょうか。

もっとも、そんなことに関係なく、安倍首相は、原発再稼働の方針なので、やがて東京都は原発による電力の供給を受けることになるでしょう。

そのとき、細川氏には是非、「東京都は原発による電気は要らない」と言って、自説を貫いていただきたいと思います。
小泉氏が、電力は昨年同様化石燃料で賄えば良い。今までなにも困っていない。とも言って居られますので、化石燃料で発電したものをお使いになれば良いのです。

ただし、国はこれまで、年間4兆円という高額な化石燃料費用を支払っているのですけど、今後は、都民がその費用を支払うことになります。
さすがに4兆円は必要ないでしょうが、結局、高騰する電気代を東京都民や企業が支払うことになるのです。

庶民のことなど何も考えられない。さすがに総理経験者でお金持ちの考えることは現実離れしていますね。

この、自分は困らないから平気という姿勢。こんな人に都知事になって欲しくはありません。



ところで桝添さん
また、お金の問題が発覚したような。

田母神氏は、「酒と女は2ごうまで」という冗談を良く仰有られて、周りを笑わせますが、桝添氏は冗談でなく、金も女性にも節操ということが無いようです

都知事になる前からこれでは、どうせ当選しても叩かれまくりで、都政を行う暇も無く辞任でしょうに。

口を開けば愚にもつかない自慢話。よく聞くとビジョンはまるでなし。 「私は東京をよくします」と言っているのと同じ事。
私は今まで「悪くします」という人を見たことがありません。

都知事に立候補されたおかげで、この人の人格がよく解りました。


舛添氏、政党助成金で絵画購入 


26日付の『赤旗』(日曜版)


政党助成金で借金返済 舛添氏の「新党改革」/政党支部→資金団体と迂回 国民の税金が



解説図】新党改革の借入金返済の構図と、同党と舛添氏らをめぐる資金の流れ(1月21日付「しんぶん赤旗」15面所載) 


都知事候補とカネ/舛添氏に謎の“倍返し”/後援会 100万円借りて200万円返済 直後に解散




自宅に事務所費800万円/政党助成金を懐に 舛添氏政党支部


「しんぶん赤旗」 2014年1月23日 日刊紙 15面


「日刊ゲンダイ」紙(23日)の呼び込みの大見出しは"舛添血税流用疑惑"




追記
あからさまなテレビ局の報道差別に対して、田母神陣営が抗議をしたようです。
【報道ステーション(司会:古館伊知郎)の露骨な差別的選挙妨害】 NHK、日テレ、TBS、フジテレビは全て平等に選挙報道を行っているにも拘らず報道ステーションは露骨な差別的選挙妨害を行っており1月23日と24日にそれぞれ抗議をしたが27日にも同じ差別報道を行った。

【田母神通信・報道ステーションの差別的選挙妨害詳細】放送順。1/23、宇都宮1分22秒、田母神58秒、舛添2分10秒、細川2分15秒。1/24、宇都宮1分1秒、田母神50秒、舛添1分41秒、細川1分42秒。1/27、宇都宮52秒、田母神45秒、舛添1分15秒、細川1分14秒。

桝添氏の放送時間がダントツに長いのは、やはり出自が影響しているのかも知れません。
ことほど左様に、放送局は韓国化しているということになるのでしょうか。