中国側は、この事件を契機に再びウィグル人に対する弾圧を強めようとして、「独立派のテロ攻撃」と主張しています。

しかし、米政府系放送局ラジオ自由アジアの報道は違います。

親族不明で報復か 中国見解と対立
2013.11.3 21:32

 米政府系放送局ラジオ自由アジアは3日までに、北京・天安門前の突入事件で突入した車を運転していた男(33)は、自分の親族が2009年のウルムチ暴動で行方不明になったことに報復するため事件を起こした、と伝えた。

中国政府は、ウイグル独立派のテロ組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」が組織的に関与した「暴力的なテロ攻撃」と主張しているが、報道はこれと対立する内容。

同ラジオが男の知人らの話として報じた。それによると、男は、自分の家族の1人が09年7月のウルムチ暴動で行方不明になったと主張。今回の事件では、自分の妻、母親と同乗した車で天安門前に突入、車もろとも炎上したという。

ウイグル族関係者は、暴動後の取り締まりでウイグル族多数が行方不明になったとしている


    

今までの報道では、これが一番正しいと思われます。 

今時、中国側の言い分を信用する人なんか殆どいないでしょうが、日本のマスコミは中国がこう言っている。と報道しますから、結局、(ウィグル人)テロリスト=悪 の構図が日本人にイメージされてしまいます。


そうすると、中国によるウィグル人への弾圧、民族の抹消が益々加速するといった事態に、日本人が正しく反応出来なくなる危険性が出てくるのです。


最近の中国の暴虐ぶりを知っている人でも、何故、中国がウィグル人の住む東トルキスタンを侵略して、自国の領土にしようとしているのか。 それを知っている人は余り、いないようです。


 
中国の私服警官、軍隊に撲殺された、デモ参加のウイグル人


ラジオでも「中国も、ウィグル人の面倒なんか見ないで東トルキスタンを返せばスッキリするのに」という声をききました。

中国が東トルキスタンを侵略した最大の理由は、東トルキスタンの石油が目的です。
石油が出る以上、中国は絶対に東トルキスタンを手放さないでしょう。

そして自国の領土にするために邪魔な、ウィグル人の抹殺を図っているのです。

同じように、尖閣の海底資源に石油がある。と知った途端に、中国は尖閣を自分の物と言い出しました。

中国は内乱でも発生しない限り、絶対、尖閣をあきらめません。 我々はウィグルやチベットの人々の姿を自分に重ね合わせて、防衛力を整備しなければならないのです。

 

焼身自殺で中国の弾圧に抗議するチベット僧


中国の暴虐に多くの人々が苦しめられています。 私達に出来ることは中国製品のボイコットからです